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アメリカの軍事的衰退は避けられない!

今後トランプ政権が1期4年で終わるのか?2期8年続くのか分からないが、トランプの旧重化学工業の再興を目指す、産業資本家重視の保護貿易主義は、アメリカのドル支配を弱体化させる。なによりも貿易黒字国に財務省証券(国債)を売り付け、対価なしに貿易黒字国を搾取する仕組みをトランプは破壊しつつある。

このままではアメリカは同盟国(欧州や日本やカナダやメキシコ)を傷つけ、自由貿易体制を破壊し、世界の貿易を縮小させる危険がある。アメリカが巨大な軍事力を維持できるのは世界通貨のドル発行益を一人占めできること、国債売却による貿易黒字国を搾取する仕組みがあるからで、トランプの政策は、アメリカに経済的打撃をもたらす。従ってアメリカは今後軍事力を縮小せざるを得ないであろう。

日本は対米自立し軍事的に均衡のとれた装備で、自国の防衛は自分の力で行わねばならない時代が来ている。もはやアメリカができるのは日本の防衛を支援するぐらいだと思わねばならない。オバマ政権の8年間で米海軍は訓練もおろそかにし、イージス艦が衝突事故を繰り返すほど隊員の練度が落ちていることを見ても米軍の平和ボケはひどいのである。

現在のトランプ政権は世界戦略も明らかにできない。あるのは国内政策だけで北朝鮮の挑戦ですら手を打つことができない。日本は来るべき中国覇権主義の侵略に備え、インド洋での中国軍の覇権を阻止すべく潜水母艦を建造するなり、巡航ミサイルの保有や核抑止力の構築など戦略防衛上の対策を進めていくべき時である。いつまでも観念的平和主義と対米追随一辺倒の意味のない与野党議論から、日本の防衛の現実的・戦略的議論へと変わらねばならない。
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