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世界の警察官役不在の中の「合従連衡」に注目せよ!

トランプ政権はオバマ政権以上に内政重視だ。その内政も保護貿易主義で同盟諸国間のきずなをぶち壊すのだから、これは統一政権が崩壊し、再び戦国時代の勝ち抜き戦が訪れるようなものである。

つまり世界が新たな秩序を求めて自国の安全保障にまい進する時代なのである。北朝鮮はイランと結び核・ミサイル技術で同盟し、イランの核保有も避けられない事となった。そこで危機に直面するイスラエルとサウジが同盟関係構築に動いている。

ロシアはウクライナ問題で地政学に目覚めた。欧米の経済制裁下でシリアと中国へ接近した。世界で唯一世界覇権戦略を持っているのは中国だ。欧米の対ロシア経済制裁は、世界戦略を持つ最も危険な侵略勢力の中国の方にロシアを追いやったのは重大な誤りである。

イギリスはEUを離脱し、アメリカと日本に接近している。欧州は内部に移民問題を持ちながらも旧ソ連圏の諸国の経済的組み込みを目指すであろう。注目すべきはアメリカが抜けたTPP11カ国が自由貿易を立ち上げる動きが出ていることだ。資源のない日本は通商国家を目指すほかなく、将来アメリカがTPPに戻るまで自由貿易圏を維持する重要な役割がある。

アメリカが世界戦略を立て直すにはトランプ後の政権を待つほかなく、それまで中国は拡張主義をやり抜くであろう。重要なのは世界の主な指導者の中で中国拡張主義への戦略的対処の重要性に気付いている指導者が見当たらないことだ。中国の戦略は、日本を占領し、アジアを支配し、世界の覇権を打ち立てることであり、一党支配のファッショ的支配の軍事拡張主義の危険性を広く知らせるべきである。

日本は対米自立し、防衛力を強化して自国の防衛に万全を期して、その上で中国の覇権戦略を阻止する対坑戦略を持って外交を進めなければならない。日本はロシアとインド、ベトナムとの関係を強化して、アジアとインド洋での中国覇権主義と対抗する準備をぬかりなく行うべきである。
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