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インド洋方面への出口探る中国の戦略的弱点!

中国がアメリカに西太平洋の管轄権を主張したのは彼らの野心の大きさを示すだけでなく、同時に中国が太平洋に出るには南シナ海と東シナ海から日本からフィリピンの列島線を突破しなければならない。とりわけ日本の南西諸島が地政学的には障害となる。

彼らが南シナ海を岩礁を埋め立てた軍事基地で囲い込もうとしているのは原潜の安全な遊弋海域を確保する狙いがあるが、同時に南シナ海から太平洋への出口を確保する意味がある。習近平の「中華民族の偉大なる復興」には海への出口が東しかないことが地政学的・軍事的弱点となっている。

なぜ中国がインドのカシミール地方の侵略に力を入れているか?今年6月にはインドの東部地方と接するブータンのドクラム高地に中国軍が道路建設を始めたのは、この地を押さえればインドの東の部分が断ち切られ、中国はバングラデシュからインド洋への出口を切り開くことができる。

また中国軍はカシミールを通ってパキスタンのインド洋岸に軍港を建設しつつある。中国のインド包囲網は海上と、地上は東西からインドをうかがう勢いで、今年8月の北載河での会議では保守派や軍からブータンからの「インド軍強制排除」の強行意見が出たという。

つまり中国が南シナ海や東シナ海で軍事的動きを派手に行っているのは、言わば陽動で、本当の狙いはインド洋への出口なのである。中国が模索しているインド洋への出口は、一つは雲南省からミヤンマーの港への出口。二つ目はブータンからバングラデシュ経由、三つ目はカシミールからパキスタン経由であり、これらが実現して初めて「真珠の首飾り」と言われるインド洋の中国の港湾建設が軍事的意味を持つのである。

中国の戦略である「一帯一路」は、中央アジアの経済力は小さく、重要なのは南シナ海からインド洋、さらにはアフリカへの経済圏拡大なのである。そのためには中国はどうしてもインド洋への出口獲得が地政学的・軍事的に重要となり、それはインド洋の大国インドとの対決なしに成し遂げることはできない。

日本は戦略的にインドを外交・軍事上重視して中国覇権主義の拡張を許さないようにしなければならない。中国のインド洋進出を封じ込めることが戦略的に重要となる。アメリカが国内重視のトランプ政権であるだけに、日本は率先してインドを支援することが必要である。
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