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中国の北載河の会議がどうなるか気になる!

北朝鮮の核ミサイル開発で朝鮮半島が緊張し、中国の東シナ海と南シナ海での軍事的威嚇の中で中国の内部では習近平が「反腐敗」を口実に反対派を次々摘発し、中国国内に独裁体制を着々と固めている。習近平は自己の神格化にも取り組み、取り巻きに「習近平思想」を高く評価させている。

8月3日の新聞報道では幹部が北載河に到着し会議が始まったと見られる。共産党の中央政治局の定年制で今年の秋に幹部が多く定年を迎える。中央政治局で現在少数派の習近平は、この機会に多数派を形成したいところである。

中国共産党の老幹部達が習近平の独裁体制を認めるのか?それとも集団指導体制に戻すのか?どちらを選ぶかは、今後のアジア情勢を左右することになる。

また習近平の強引な「反腐敗」を口実にした反対派潰しは、陰湿な粛清であり、失脚した反対勢力内に憎しみを拡大しており、習近平はいつ暗殺されるか分からない状況にある。夏の北載河の会議で秋の人事の党大会の行方が決まると言われており、世界の関心が集まっている。

習近平は、最近では自分の後継者潰しにまで手を染め、その独裁体制の強化に狂気のようにまい進している。江沢民派や共青団派は独裁体制を押さえたいところである。現在の習近平の中国は大軍拡の中でインドと軍事対立を深め、南シナ海は今や中国の軍事拠点化している。国際的に経済援助を餌に中小国を引きつけてはいるが、外交面では孤立を深めている。習近平には一国の指導者としての風格や思想性に欠ける。ただ軍事大国化で世界の覇権を争う夢にかけているだけで、国民的人気があるわけでもない。

したがって習近平の独裁体制を党長老が認めれば、中国はアメリカとの覇権争いに突き進む可能性がある。中国社会帝国主義は世界で最も危険な拡張主義であり、中国は景気対策で軍事生産が拡大し、既に巨大な産軍複合体ができており、周辺国への領土的野心は軍事的暴走を招く可能性がある。

今年の北載河の会議がどうなるかが世界と、とりわけ日本の安全にとって極めて重要な会議となる。注目しないわけにはいかない。
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