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トランプの米第一主義が米戦略を破壊する事態に!

オバマの不介入の事なかれ主義もひどかったが、トランプの「アメリカ第一主義」はもっとひどい。中国覇権主義の「一帯一路」戦略が周辺関係国を引きつけているのに、トランプは「環太平洋戦略的経済連結協定」(TPP)の脱退を宣言した。まるで世界経済戦略を放棄して中国に開け渡すかのようである。

トランプ大統領は北大西洋条約機構(NATO)の会議で各国の首脳に対し、加盟28カ国中23カ国も防衛費を国内総生産の2%以上への目標を達成していない、と批判した。トランプはツイッタ―で「我々はドイツに巨額の貿易赤字を抱えているのに加えてドイツはNATOに対し、目標額をはるかに下回る額しか支払っていない。」と不満を表明した。

ドイツのメルケル首相は演説で「我々が他国に依存できる時代は終わった」と語り「欧州人は運命を自ら手にしなければならないということだ」と語って米欧関係はとてつもない変化を迎えたことを語った。つまり今後欧州はアメリカからの自立の傾向を強めることになる。

アジアでトランプは、北朝鮮の核・ミサイル開発の阻止を中国に任せただけだ。中国は北朝鮮経済制裁の振りをして時間稼ぎをしている。トランプの北朝鮮への口先だけの攻撃姿勢は韓国の文在寅政権を韓中同盟と韓米同盟の二股外交を許す結果となっている。トランプ米政権には世界戦略がなく、有るのは内政だけで、結果中国覇権主義を有利にしている。

トランプは各地で、アメリカの貿易赤字問題を出して同盟国を突き離している。トランプはアメリカ金融資本のドル支配が全く見えていない。アメリカはドル紙幣で日中独等から商品を買いまくり、巨額の貿易赤字を武器に、これら貿易黒字国に米国債を売り付けて貿易黒字国を何の見返りもなく搾取している事をトランプは全く理解していない。

トランプの発想は産業資本家の発想であり、アメリカのドル支配の世界戦略を理解せず、破壊している。これでは大統領弾劾も有り得ると見なければならない。戦略がないので、ティラ―ソン国務長官の下には国務副長官が一人いるだけで、次官・次官補ポストが28あるが、未だに一つも指名していない。つまり現在はアメリカ外交は無きに等しいのである。これでは韓国の新大統領が中国になびくはずである。アメリカはアジアから撤退するのだろうか?

このままではアジアの覇権は中国拡張主義の手に渡ることになる。トランプ政権は世界戦略を早く打ち出すべきであり、それができないなら中国やロシアの「一帯一路」のユーラシア経済圏構想が世界で力を持つことになるであろう。中国の覇権主義・北朝鮮の核・ミサイル開発の中で日本は安全保障上の危機に直面している。

欧州のように日本も自立し、自分の国は自分で防衛できるようにしなければならない。自衛隊が攻撃兵器を持たない状況は、アメリカがアジアから撤退すれば、日本は中国拡張主義に侵略されることになる。早急に攻守均衡のとれた強力な防衛力を備えるべきである。
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