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米軍の北朝鮮攻撃は来週か!?

17日、アメリカのペンス副大統領は韓国の黄教安大統領代行(首相)とソウルで会談し、北朝鮮が追加の挑発行為に及べば「強力かつ懲罰的な措置」を講じることで一致したと語り、軍事力行使を含む「あらゆる選択肢が机上にある。」と警告した。アメリカは限定的攻撃で北の体制存続は認めると表明している。

これに対し北朝鮮の崔竜海等副委員長は「米国が挑発を仕掛ければ、せん滅的な攻撃を加える。全面戦争には全面戦争で、核戦争には核攻撃で対応する」と対抗姿勢を鮮明にした。双方が挑発行為があれば攻撃することを表明している。北朝鮮は全面戦争でアメリカの攻撃を抑止しようとしている。

アメリカは5月の韓国大統領選で新大統領が生まれれば攻撃はやりにくくなる。朝鮮半島海域に空母打撃軍が到着するのは来週であり、24日には米韓合同軍事演習が終了する。25日は北朝鮮軍の建軍記念日である。このころにはアメリカの攻撃態勢が整う。北朝鮮が自己の力を見せつけるため、この日に核実験をやる可能性が高い。

中国は、アメリカと北朝鮮が対話により解決することを表明している。アメリカは中国は北朝鮮への影響力を行使すべきだ、と北朝鮮に圧力を加えるため、石油の輸出を停止するよう求めている。トランプが習近平主席に協力を求めたが、そもそも北朝鮮への対応に食い違いが大きく、アメリカはあまり中国に期待できない。中国は年間50万トンの原油をパイプラインで供給している。これが止まれば北朝鮮は継戦能力はなくなる。トランプが期待しているのはこのことである。

中国がトランプをだまし、北朝鮮との消耗戦にアメリカを引き込む可能性も無いわけではない。アメリカの第一撃で北朝鮮の反撃を封じることができるのか?はなはだ疑問であるので、アメリカもうかつに北朝鮮攻撃に踏み込めない。こうした米朝のパワーゲームは、力が無い方が先制攻撃に出ることがよくある。したがって米朝戦争が始まるのは来週と見ていいのではないか?

アメリカはオバマの「戦略的忍耐」を失敗と断じており、軍事的な解決を決意している。北朝鮮がアメリカの脅しに屈して、核・ミサイル開発を放棄する以外に戦争を止めるすべはないと見るべきである。
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