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北朝鮮の秋田沖へのミサイル4発発射の狙い!

金正男暗殺が示すものは中国が北朝鮮政策を変えたことを示している。韓国のロッテゴルフ場への高高度ミサイル防衛の配備で、中国は韓国への経斉制裁として観光客を削減し、中国に進出しているロッテ系百貨店やスーパーへの不買い運動に示されているように、中国は韓国から再び北朝鮮への「乗り換え」を決めたのである。

金正男暗殺の2週間前、平壌の中国大使館で行われた「新春招待会」に北朝鮮の高官70人が押し掛け、金英大最高人民会議副委員長が挨拶で「長い歴史を持つ中朝は鮮血で固められた友諠がある。」と演説して出席者を驚かせた。「鮮血で固められた友諠」という言葉は中国が韓国と国交を回復して以後死語なっていたので出席者は驚いたという。

私はこの政治ブログで、北朝鮮のミサイルと核開発、さらには韓国の「反日」の背後に中国がいることを指摘してきた。アメリカのトランプ政権の混乱は、中国がアジア戦略を変え、韓国から再び北朝鮮にのりかえる好機であった。金正男暗殺が示すものは、中国が金正男を見捨て、北の指導者のクビのすげ替えのカードを放棄した事を示している。

北朝鮮は6日、自信を持って在日米軍基地を標的としたミサイル4発を同時に発射訓練した。この狙いはアメリカのトランプ政権に交渉を呼びかけるサインであり、同時に現在韓国で行われている米軍と韓国軍の共同軍事演習へのけん制でもある。トランプは大統領選挙の最中には北朝鮮の指導者と会見する事を公言していた。金正男暗殺で後継問題を解決し、中国との関係を改善した北朝鮮は現在のアメリカの混乱から米軍の武力攻撃はないことを知っている。

アメリカはトランプ政権の人事と排外主義をめぐる混乱で、朝鮮半島で戦争する余裕はないこと、また中国は秋の党大会での人事を巡る抗争が激化し、軍改革(30万人のリストラ)、過剰生産設備の削減をめぐる対立から、当面は軍事力強化にまい進するしかない。米中が半島の現状固定化に期待しているのだから北朝鮮の金正恩政権が自信を持っているのも当然なのである。

中国政府がかって「中国はいつでも北の指導部を入れ変えることができる」(高官)として金正男氏を護衛付きで優遇していたのを、非情にも見捨て、北朝鮮との関係のよりを戻した事は、中国と韓国の関係を改善した韓国のパク・クネ政権が弾劾のため終焉をむかえたことから決断したことである。
核とミサイルを保持した金正恩政権は盤石の体制を取ったように見える。唯一の弱点は最高指導者が内部矛盾と敵対矛盾の区別が全く付けられず、自分を支えている部下の処刑を続けていることだ。半島の緊張が緩和すれば最高指導者暗殺のクーデターもあり得るかもしれない。
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