FC2ブログ

トランプ政権との貿易交渉を前に中国経済が危機に!

中国の過剰投資による過剰な生産設備の破棄は進んでいない。中国の粗鋼生産量は年間8億トンだが生産能力は12億5000万トンだ。中国の不動産バブルは崩壊しており、この過剰生産設備はさらに拡大している。しかし幹部の利権の源泉である国営企業を潰すわけにいかず、この過剰な鉄鋼は価格を下げて輸出に回ることになる。

中国の鉄道の輸送量は10%落ち込み、輸出は前年比7,7%減だ。14年半ばから元安が続いているのに輸出は減少しているのだ。経済成長が6,9%等と言うのは中国独特の「政治的数字」に他ならない。しかも中国の外貨準備高が減り続けている。かって4兆ドルあった外貨準備はこの2年半で3兆105億ドルに減少した。元安が進むと原材料等の輸入品が値上がりして企業が打撃を受ける。だから中国政府はドル売り元買いの介入を続けている。その結果外貨準備が激減しているのだ。

中国が深刻なのは、アメリカでのトランプ政権の誕生、さらには米連邦準備制度理事会の利上げ観測で今後も元安が進む可能性が強いことだ。トランプ政権は「一つの中国」政策の見直し圧力で中国の輸出品に高い関税をかけることを高言しており、外貨準備の減少傾向は続くと見られ、国際的懸念が広がり人民元の売り圧力が高まり、中国経済がさらに危機に直面することになりそうだ。

アメリカの貿易赤字は最大の赤字国が中国であるので、中国はアメリカの製品購入や関税交渉を避けて通れない。中国からの資金逃避や輸出の減少は確実で、中国経済が現在政治的な「管理」で崩壊を阻止しているものの、再び経済崩壊が表面化する可能性が強い。

経済危機がすぐに政治危機や国際紛争の危機に直結するのが中国だけに、アメリカとの経済摩擦の中での中国経済の動向に注目しておくべきである。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

SEO対策:政治