FC2ブログ

米中戦争のシュミレーションが教えるもの!

月刊誌「選択」11月号は、軍事研究で評価の高いアメリカのシンクタンク「ランド研究所」が米中の戦争シュミレーションを行った「衝撃的内容」を報じている。ランド研究所が公表したのは「中国との戦争~想定不能から想定するもの」(100ページ)と「米中軍事力比較スコアーカード」(400ページ超)の2つである。

記事は、台湾とスプラトリー(南沙諸島)での紛争が本格交戦に発展するものを想定したもので、現時点で「米軍が総合力で優位を保つ」との評価だが、台湾周辺での海戦では米太平洋艦隊は中国海軍に勝てないと言う衝撃的な見通しが出たという。

シュミレーションは、中国が米軍嘉手納基地やグアムの基地、さらには日本本土の米軍基地に大規模ミサイル攻撃をかけることを指摘している。想定では韓国内の群山・鳥山米空軍基地は韓国政府が中国攻撃を認めないだろうと想定している。つまり米軍は空母と在日米軍基地だけということになる。

「スプラトリー海戦」も「ほぼ互角」と見られているのは中国側には空軍基地が39もあり、アメリカの空母機動部隊の「接近阻止・領域拒否」と言う中国の戦略が、米軍との互角の形勢まで軍事的に盛り返しているのである。

同シュミレーションは「中国が日本を見くびって、偶発的衝突に発展する可能性がある」との指摘があり、アジアにおける米中の覇権争奪の戦争に、いやおうなく日本は巻き込まれる訳で、中国の長距離ミサイル1000発の脅威に対し、日本は抑止力としての反撃する手段を何も持たないことが問題なのである。通常型の巡航ミサイルを自衛隊は早急に装備しないと大変なことになるであろう。

ランド研究所の報告書は米中戦争が「短期間で莫大な被害を出す」「勝者がないまま、想定外に長期化する危険がある」としており、現在のところ米中の軍事バランスが取れているのですぐに危険だと言う訳ではない。

アメリカの大統領選の結果や、中国国内の動乱等で内的矛盾の外的矛盾への転嫁等が起きるので、米中の衝突にならない形での、つまり尖閣での中国軍の軍事挑発の可能性は高い。日本は早急に防衛力の強化に取り組むべきである。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

SEO対策:政治