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世界がグローバル化の逆転現象で揺れている!

イギリスのEU離脱は増え続ける移民・難民に反発したもので、EU離脱になればイギリスは欧州の市場を失うことになる。中東やアフリカからの移民・難民を受け入れることで、安上がり労働力で競争力を回復しようとしたEUは、イギリスの離脱で逆転現象の広がりに直面している。

アメリカも例外ではない。拡大した格差社会の中で富裕層と貧困層の格差が極限まで拡大し、仕事を失った白人層がトランプを支持し、約1兆3000億ドルの学生ローンに苦しむ怒れる若者は第3の大統領候補に期待する。

オバマ政治の継承のクリントンと移民排斥のトランプの大統領選はグローバルリズムの逆転現象そのものだ。今やアメリカではTPPは雇用を奪うものと認識され、クリントンもトランプも反対を表明している。クリントンを支持するものは有色人種であり、トランプを支持するものは白人貧困層である。

有名なメデアはクリントン有利を報じ、インターネットはトランプ有利を報じている。大統領候補の集会はクリントン側の集会はまばらにしか人が集まらず。トランプの集会は人であふれている。クリントンは現状維持派で人気がなく。トランプは現状不満派の白人層に熱烈な支持が有る。どちらも多数派を形成できないことが選挙戦を混沌としたものにしている。

つまりアメリカ社会はどちらが勝っても社会的分裂は深まり、自由貿易は推進しずらい状況が生まれている。あまりにも不人気な闘いのせいで原職大統領のオバマの支持率が55%と高いのは、大統領選挙の反動と言えるものである。

アメリカが再び世界戦略を立て直すことができるのか?それともアメリカ第一主義で同盟国を失うのか?11月8日の投票を待つしかない。分かっているのはどちらが勝っても世界貿易は縮小に向かい世界的な経済危機が有り得るのである。強硬派のクリントンが勝てばアメリカは軍事力行使に進む可能性が高く、トランプが勝ては大恐慌が訪れるであろう。

アメリカ国民の支持はクリントンでもなく、トランプでもない。アメリカは格差社会の中でグロバルリズムの逆転現象の中で揺れ動くばかりなのだ。日本は対米自立して自分の国は自分で守れるようにしなければ、アメリカに見捨てられて、亡国の危機を迎えることになるであろう。
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