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フィリピン問題に見るオバマ外交の誤りを指摘せよ!

中国が大規模な経済援助でフィリピンのドゥテルテ大統領を取り込みつつある。フィリピンの経済発展のためには治安の回復がカギであることは明らかで、彼は麻薬対策として犯罪者を裁判もなしに射殺する方針を取り、これが国民の広範な支持を獲得する理由である。

この裁判なしに約4000人を射殺した行為をアメリカ政府が批判したことから、彼の反米的暴言が始まった。中国訪問時に「軍事的にも経済的にも米国と決別する」とまで語った。アメリカと違い中国は彼の麻薬犯との闘いを評価した。

この結果、中国拡張主義を第一列島線で封じこめるという、アメリカや日本の戦略は破綻しつつある。アメリカは、中国のウイグル族やチベット族への弾圧に口を閉ざし、中国人民への強権的支配を黙認している。それならフィリピンのドゥテルテ大統領の怒りを買う必要は無かったのではないか?

ウクライナでもわざわざソチのオリンピックの隙をついてクーデターを仕掛け、逆にロシアに戦略的に重要なクリミヤ半島の併合を招いた例があげられる。オバマ外交は戦略的に重要な失点を些細なことで招く傾向が有る。戦術的な課題を指摘して、戦略的損失を招く誤りを安倍首相は是非指摘してほしい。

その国にはその国の内政のやり方が有る。アメリカも昔インデアンやギャングに銃を乱射して弾圧した歴史が有るではないか?内政不干渉をアメリカは少しは自覚した方がいい。ましてやアジアの同盟国であるフィリピンをわざわざ中国側に追いやり、アジア戦略を破綻させる愚を指摘しなければならない。

オバマが、戦略的に不介入政策で同盟国を安全保障上の危機に追いやりながら、些細な国内問題を批判して宗主国的に振る舞うのは止めた方がいい。オバマの外交がこんなにも拙劣なら、早晩オーストラリアも中国側に奪われるであろう。中国は経済援助や経済進出でオーストラリアに戦略を持ち政治家から財界人まで抱き込みつつあるのだ。

アメリカが経済的理由で「息継ぎの和平」の戦略を取るなら、アメリカは非軍事手段で同盟国の困難に配慮すべきであろう。ロシアやフィリピンを中国側に追いやる愚策を、アメリカ政府は改めるべきであろう。オバマの外交にはアジア重視がまるで見られないのである。安倍首相はオバマにキチンと忠告すべきである。
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