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中国で重み増す解放軍の実力!

中国が最近有人宇宙船「神舟11号」の打ち上げに成功した。この打ち上げの指揮室には人民解放軍トップの范長竜中央軍事委員会副主席と並んで、宇宙の軍j利用を担うとされる「戦略支援部隊」の高津司令官が見守った。つまり中国の宇宙開発は解放軍主体で進められているのである。

中国解放軍は国軍では無く中国共産党の軍隊で、軍需工場まで持つ巨大な組織であり、利権集団でもある。南シナ海の埋め立ても、北朝鮮への支援も、インドへの侵略も解放軍が主導的に進めている。習近平は軍の改革でこの軍閥的組織を闘えば必ず勝利する近代的軍隊にしようと、現在30万人のリストラを進めている。

中国の「海洋強国」も、「宇宙強国」も解放軍の利権の拡大と結びついている。習近平の「中国の夢」とは中華思想に基盤を置く社会帝国主義の世界戦略に位置付けられている。それは親シルクロード構想であり、西太平洋からインド洋に至る管轄海域を支配する覇権戦略に基づくものであり、これを宇宙の軍事利用で支えるのが中国の宇宙開発の目的なのである。

北朝鮮の核開発とミサイル開発を支えるのも中国解放軍が独自に行っている事である。それゆえ中国政府の北朝鮮への経済制裁が軍の意向で尻抜けとなるのである。中国軍は朝鮮半島を台湾や東シナ海で軍事行動を起こす時の第2戦線と位置づけており、そこには中国の外交を事実上解放軍が決定することになるのである。

こう見れば中国の外交が露骨に軍事先行である理由が分かるであろう。カシミールやインド東部への侵攻だけでなく、南シナ海も東シナ海も、朝鮮半島も中国解放軍が主導的に軍事戦略を進めていることが理解できるであろう。1党独裁の官僚支配は、同時に党の軍隊である中国解放軍の拡張主義外交にならざるを得ない。それは内政面での少数民族支配、農民への抑圧、労働者への官僚独裁の支配をも解放軍無しに有り得ないのである。

習近平の「闘えば必ず勝つ解放軍の建設」は、走資派指導部の人民支配のカナメであり、内的矛盾を外的矛盾に転換するための拡張主義の担い手が解放軍なのである。つまりかつての人民解放の軍隊は、いまは官僚独裁の支配の道具となり、中国拡張主義の侵略の担い手なのである。
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