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世界の戦略関係の激変に備えよ!

アメリカが「息継ぎの和平」の内政重視=非介入主義に転換して以後、ロシア・中国・イランの地域大国が上海協力機構として戦略的台頭を遂げている。ロシアの黒海から地中海へ、中国の「一帯一路」=シルクロード構想・海洋大国化構想は、中央アジアと、東アジアにおける戦略関係を完全に覆した。

東アジアを見ても、北朝鮮の核保有と東シナ海と南シナ海の中国の内海化で台湾は完全に包囲された。中国は第1列島線内を軍事的にほぼ制圧した。これに対する覇権国アメリカの戦略的動きは無きに等しい。

オバマのアジア重視は口だけで、今もアメリカはアフガン・イラク・シリア重視だ。アメリカがイスラム原理主義に気を取られているすきに、ロシア・イラン・中国が上海協力機構という戦略的同盟関係を強化し、アメリカの同盟国はいずれも安全保障上の危機に直面している。中央アジアの国々が上海協力機構になびき、フィリピンでさえ中国にすり寄り始めた。

アメリカの戦略であったTPPは「職を奪うもの」として批判の対象となり、アメリカは戦略を実践できない体たらくとなった。これでは経済戦略でも中国のアジア・インフラ投資銀行がアジアの小国家を従属国化していくことになる。

朝鮮半島・尖閣諸島・台湾・南シナ海の全てで、中国側の戦略的優位が確立しつつある。日本は北にロシア、南に中国の2正面に敵を迎えることになりかねない。安倍首相のロシアとの交渉は東アジアにおける戦略関係の変化を受けて、ロシアを取り込まないと日本の安全保障は無いことを自覚しての事である。

もはや中国覇権主義が沖縄以南の日本の島々を軍事的に奪い取る諸条件が生まれつつある。日本は単独で軍事的に中国軍の侵攻に備えなければならない。アメリカは当面戦略的動きは期待できないのであるから、日本は対米自立目指し、防衛力強化を急がなければならない。世界は覇権国アメリカの衰退で戦国時代の様相を示している。軍事力による国境線の変更の時代を迎えたと言える。
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