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中国の権力闘争が激化し習近平派が苦境に!

 党内の「反腐敗」キャンペーンで「トラもハエも叩く」と標榜し政敵を追い落としてきた習近平派は党内に多くの敵を作ってしまったようだ。先の北載河会議で習近平の腹心グループ=「之江新軍」と呼ばれるグループ(=習の地方時代の手下)の隊長クラスの黄興国天津市代理書記が失脚したのである。

 この結果次の党大会で政治局常務委員の過半数を握る予定だった習近平の目算は外れた。自分の後継者が失脚したことは習近平が力を失っていく可能性が強まったのである。次期政治局常務委員会は李克強の共青団派が多数を握ると見られている。

 失脚した黄興国天津市代理書記は習近平の後継者と目され、習近平を「党の核心」とする運動を進めていた。ところが習近平に反対する派閥(江沢民派か?)に昨年天津での大爆発事件を引き起こされ、その責任を取らされ代理書記のままとなった。今回10年も前の地方時代の不正を調べ上げられ失脚したので有るから、習近平は足をもがれた状態となった。つまり習近平は「反腐敗」の攻勢から一転して守勢に回ったと言える。

 北載河会議以後、中国のマスメディアから、習近平を「党の核心」と表現する言葉が消え、「習近平同志を中心とする党中央」との表現になったのは、習近平派の敗北を示しているのである。中国は再び集団指導体制へ戻ったと言えるのである。後継者を失った習近平がどのように巻き返すのか、それとも共青団派や江沢民派がどのように習近平派の幹部を追い落とすのか?党大会に向けて権力闘争の激化は避けられない。

 中国は現在経済危機にあるが、国営企業のリストラは利権がらみなので進められず、過剰な生産設備の削減でさえ政争がらみで、こう着状態にある。経済的危機の深刻化の中で政争が激烈化する事態となった。走資派指導部内の権力闘争が経済的危機をさらに激化させる可能性がある。中国拡張主義は内的矛盾を激化させて自滅の道を転がり落ちつつある。「物事は極まれば反転する」とは毛沢東の言葉である。中国の反転の時が近づきつつある。
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