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アメリカ大統領選の行方は最後まで混迷か!

クリントンとトランプの大統領候補の論戦が始まった。双方とも不人気な候補の対立は、論争ではクリントンが有利だが、白人層の不満を代表するトランプには現状を変えたいとの白人労働者層の支持が有る。雇用を守る、アメリカ企業を守り、強いアメリカを実現する、というトランプの主張は実現するのが難しいが、不満層に入りやすい。

アメリカ人は賢い女性が嫌いという伝統が有り、それゆえ黒人の大統領は認めても女性大統領は難しい、と言われてきた。いわゆるクリントンが言う「ガラスの天井」が有る。しかもオバマ政権の第1期に国務長官をしていたクリントンは私的メールアドレス問題を抱える。イスラム過激派ISを台頭させたとのトランプの批判を受けやすい。TPPもクリントンは以前は推進派であった。

しかしトランプの側も「暴言」問題が有り、所得と財産を隠しているので脱税の疑惑が有る。したがって勝つのは簡単ではない。したがってアメリカ大統領選は接戦が最後まで続き、どちらが勝利するかは分からない状態が続きそうだ。

日本から見るとトランプは守ってやるから金をもっと出せ。いやなら自分で核を持ち自立せよ、ということだ。クリントンは日米同盟の重要性を主張している。実際には日本の駐留米軍は日本を守っておらず、ただ出撃基地にしているにすぎない。既に日本は駐留米軍の70%の費用を負担している。トランプの主張だと100%の金を出せということだ。

トランプが当選すれば、アメリカは全ての同盟国を失うであろう。オバマの自国の利益第一の内政重視も困りものだが、同盟国を収奪の対象にするトランプ外交ではアメリカは覇権国から退場する時期を早く迎えることになる。TPPも世界の貿易を拡大することでは重要で有るが、大統領選ではクリントンは争点にしない為にTPP反対の姿勢に変えた。それほどアメリカ人民が企業の海外移転による産業の空洞化に危機感を深めているのである。

こうして見るとアメリカの大統領選は最後まで接戦が続き、アメリカの分裂と対立が激化することは避けられそうもない。アメリカが内向きになり、対立と分裂が深まれば深まるほど、中国覇権主義が力を蓄え、アジアでの拡張主義的影響力を拡大することになる。情勢は新興の中国社会帝国主義の戦略に取り、まさに追い風と言える。
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