FC2ブログ

ロシアを中国の方に追いやる欧米の外交に疑問!

アメリカがウクライナの野党をたきつけてグ―デターをやらせ、ウクライナにNATOの基地を作ろうとしたことは、アメリカの戦略的失敗であった。ロシアは一党支配を解体しているが、元社会主義国は資本主義化には時間がかかるのである。

アメリカはウクライナの取り込みを策してプーチンのロシアを地政学に目覚めさせ、クリミア半島の併合とその後の欧米の経済制裁は、みずからロシア市場を中国の方に追いやる事となった。その結果ロシアと中国の海軍が南シナ海で実弾を使用する八日間の合同軍事演習まで行うまでになった。

北朝鮮の核兵器装備とロシア中国の軍事的接近は、アジアの親米国を安全保障上の危機に直面させることとなった。特に中国・北朝鮮・ロシアを同時に敵にする事になりかねない日本と韓国は二正面戦略を強いられるわけで、アメリカが内向きになっている下ではアジアの戦略的主導権は中国が握ることになる。

冷戦の崩壊は、修正主義のソ連とマルクス・レーニン主義の中国の国際共産主義の総路線を巡る対立から、中ソ対立から、ニクソン訪中となり、旧ソ連は崩壊した。今回はこれとは逆の中国とロシアの軍事同盟をアメリカがお膳立てしたように見える。オバマ政権の戦略が私には理解出来ない。ロシアも資本主義となり、中国も走資派指導部が資本主義をまい進している。この両国を同盟させてオバマにどのような戦略的利益が有ると言うのか?

ロシアと中国はどちらも戦略を持っている地域の大国である。ロシアは旧ソ連時代の勢力圏をできるだけ守ろうとし、中国は西太平洋とインド洋を自己の管轄海域にしようとの野望が有る。両国とも軍事同盟で後ろを気にせず戦略を追求できるので有るから、オバマ外交の戦略的失敗は明らかである。
戦略的に見るなら守りのロシアよりも、中国覇権主義の方がより危険であるのだが、今アメリカには国籍欲しさの中国人が大量のドルを持って押し寄せている。この目先の利益が、オバマの中国・ロシアの軍事同盟を軽視する理由が有る。

日本は対ロシア外交を前進させて、ロシアとの経済的相互依存関係を強化し、ロシアを中国から引きはがす外交が求められている。ロシアは経済規模から中国の数分の一であり、資源輸出国で中国のように覇権戦略を持っているのではない。貿易によってロシアの市場経済化を進める必要があり、アメリカのオバマは旧ソ連圏の東欧や中央アジア諸国の勢力圏組み込みだけに目が言って、世界の戦略関係が見えていないのである。

オバマはまるでロシア主敵だが、今世界で最も危険な侵略勢力は中国覇権主義だということが、オバマには見えていないことの危険を指摘しなければならない。安倍首相がプーチン大統領の訪日で対ロシア関係を前進させようとしていることは、日本が二正面を避ける上で死活的な重要性を持っていると言える。北方領土問題はこのさい重要ではない。アメリカ政府が安倍の対ロシア外交に反対しても、ここは前進させるべき時なのである。中国とロシアの関係にくさびを打ち込むことが日本の自立外交としては必要なのである。それが対米自立にも有利な事である。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

SEO対策:政治