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オバマの「核先制不使用」の意味するもの!

アメリカのオバマ大統領が核の先制不使用政策を検討している。8月15日付け「ワシントン・ポスト」は安倍首相がこの核の先制不使用政策に「核抑止力が損なわれ、紛争のリスクが高まる」として反対の意向をハリス太平洋軍司令官に伝えた事を報じた。

報道によると、日本のほか、韓国、フランス、イギリス等が反対しているという。オバマ大統領はノーベル平和賞を受賞したが、今のところ核廃絶に向けた施策で何の成果もない。オバマは核廃絶への道筋を付けた大統領として、歴史に名前を残したいのでこのような政策が出てくる。

しかし「核の先制不使用」とは自国が核攻撃を受けない限り核を使わない、という意思表示であり、同盟国が核攻撃を受けても守らない、とも受け取れる。つまり日本のアメリカの核の傘の下での核抑止力は、アメリカの「核先制不使用宣言」によって失われる可能性が極めて強いのである。

現状のアメリカの核抑止力についても、アメリカが自国への核攻撃を招く危険を冒して日本を核で守るのか?という疑問が出ていた。それが「核先制不使用宣言」によって、自国が攻撃を受けない限り核を使わない政策へとアメリカが転換するなら、アメリカの同盟国は自ら核武装への道を進むほかないであろう。

つまりアメリカの覇権国からの降板は「核先制不使用宣言」でより鮮明になるであろう。日本は対米自立し、自ら核武装による核抑止力を持たなければ、第2の広島・長崎を生む決果を招くであろう。つまりオバマは「核先制不使用宣言」によって、核拡散に火を付けた不名誉な大統領として歴史に名前を残すことになるであろう。

安倍首相は、何処までも対米従属だが、そのアメリカがもはや同盟国の安全保障を放棄しつつある現実を正しく認識すべきである。日本は対米自立するほかなく、自分の国は自分の力で守るほかない事を安倍首相は国民に説明した方がいい。アメリカが覇権国からの降板を選択しつつある時、アメリカ頼みの他力本願の安全保障は成り立たないのである。
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