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オバマのイラン核合意は破綻寸前!

オバマ政権化の唯一の外交的成果と言われるイランと米欧など6カ国の核合意から1年経つが、イランが今も核兵器開発の野心を持ち続けていることが明らかになっている。

ドイツの情報機関「憲法擁護庁」はイランが過去合意後も核開発に必要な物資調達を、国際市場で画策しているとの報告を発表した。それによるとこの1年間の動向で「イランは極秘の手法により、ドイツから武器技術を違法に獲得しょうとしている」と結論づけている。これらの物資は「原子爆弾、化学兵器、生物兵器に使われる可能性がある」と分析している。

そもそも昨年の核合意には「10年後にはウラン濃縮計画を拡大する」旨が明記されていたそうでアメリカ、イラン両国がこのことを認めている。現在のイランはシリアのアサド政権を支え、イラクのシーアー派支配拡大を後押しし、スンニ派住民の弾圧まで行っている。いまやイランは中国と同じく地域覇権主義マル出しなのである。

このためアメリカの制裁解除も進んでいない。航空機の売却も認められていない。今ではオバマのイラン核合意の歴史的成果は双方の不信の中で崩壊寸前なのである。オバマが任期終盤に外交的成果欲しさに結んだ合意は、逆にイランの地域覇権主義を促す合意となったかのようだ。

もともとアメリカの「息継ぎの和平」は同盟国の権益を守り、アメリカの覇権を守るための一時的和平策なのだが、オバマの戦略転換は同盟国を危機に追い込み、地域覇権主義をのさばらせるものであるのが特徴で、覇権の維持というより世界の多極化を促す側面が強かった。

オバマ外交はウクライナ問題でロシアを地政学に目覚めさせ、中国拡張主義のアジア支配に道を開いた。オバマのアジア・中東外交ほど理解しがたいものはない。ただ中国覇権主義をのさばらせ、アジア・中東を巨大な武器市場に変えただけなのである。

強権的なロシア・中国・イランの地域覇権国と民主国家の欧米日の新しい対立面が形成されようとしている。中国の新シルクロード構想はこの連合を展望している可能性がある。しかも覇権国のアメリカは当面内向き外交が避けられないのであるから、アメリカの同盟国は安全保障上の危機に直面しているのである。
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