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反移民の内向きの政治が拡張主義中国には好機となる!

イギリスの国民投票がEU離脱派が勝利したことで、ただ一つの国が皮肉と喜びを表明している。中国国営新華社通信は「国民投票という民主的なシステムはポピュリズムやナショナリズム、極右の影響から逃れることができない」と論評した。環球時報は「最高の民主の形とされた国民投票がいかなる結末をもたらすのか、中国人は引き続き観察していくべき」と皮肉交じりに論評した。

1500人の人権派弁護士を違法に逮捕こう禁し、拷問を加え、民主的に選挙で選ばれた鳥かん村の村長を不当に逮捕し、不当な土地取り上げと闘う農民を弾圧する。国民には民主のかけらもなく、表現の自由も、デモの自由もなく、共産党官僚の(=走資派指導部)独裁権力の下で奴隷のごとく扱われる方が民主主義の国民投票のある国より良い、と彼らは言いたいのである。

中国の走資派指導部は自分たちの独裁権力があたかも正しいかのように論評する。イギリスの国民投票は、グローバル化の利益を享受できない阻害された人達が、国民投票という民主的な方法でグローバル化に逆転の意思を示した事であり、これ自体は誤りではない。強欲の資本主義の下で拡大する格差社会への不満がイギリスのEU離脱や、アメリカのトランプ現象として選挙に反映することは民主主義ゆえの事である。

投票の結果が欧州の経済に悪い結果となろうと、欧州の統合から阻害された人達を無視してきたことへの反逆であり、中国人民はそうした政府への反対の意思を示す表現の権利すら奪われているではないか?民主主義は時間がかかり、回り道もあるが、だからと言って官僚独裁の政治が正しいことの証明にはなりえないのである。

資本主義の議会制は選挙で政治的代理人を取りかえることは出来るが、中国社会帝国主義では人民の動乱=継続革命が唯一の革命的手段なのである。資本主義経済が発展するには民主的な法律的枠組みが必要である。しかし中国では民主は人民の官僚独裁打倒の道具となるので許すことは出来ない。したがって民主の無い中国経済は今以上に発展することは有り得ない。

国営企業は官僚達の利権であり、したがって過剰な生産設備を処理できず、中国は外へ市場を求めて拡張主義を追求するしかない。中国は最大貿易相手国がEUなので、イギリスのEU離脱の影響を受けざるを得ない。つまり彼らが皮肉をこめて民主的国民投票を論評したことが、彼らに大きな経済的打撃となるのは皮肉としか言いようがない。選挙結果が全て支配層に都合のよい結果となるとは限らない。だからと言って官僚独裁が正しい事にはなりえないのである。

重要なことは、主要先進国の移民排斥の内向きの政治の傾向が、拡張主義にはチャンスであることだ。中国覇権主義の侵略への備えを急がなければならない。
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