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南シナ海問題で中国軍の鼻息が荒い!

先の伊勢志摩サミットで南シナ海問題を話し合わないよう中国外交部は日本政府が画策することを批判し抗議しただけでなく、「サミット参加諸国のためにならない」と恫喝した。その後もこの類の恫喝が続いている。中国軍の孫建国・統合参謀部副参謀長はフィりピンがオランダハーグの仲裁裁判所に提訴したことについて、その判断を「受け入れず、従わない」と表明した。

さらに孫建国は「少数の国が南シナ海で騒ぎを起こすことを座視しない」と対抗策を辞さない強い姿勢を示した。南シナ海を勝手に埋め立て軍事基地を建設しながら「領有権問題は当時国で解決すべきだ」と語り、「平和的解決」を何度も強調した。

サミット終了後中国外交部は、27日、首脳宣言に南シナ海の現状への懸念が示されたことについて日本政府への抗議と「強烈な不満」を表明した。アメリカが計画する北朝鮮のミサイルへの対抗策としての高高度迎撃ミサイルシステム(=THAAD)配備についても孫建国は「断固反対する」と語っている。同氏はまた自衛隊と米軍が南シナ海で共同訓練を行っていることについて、「日中関係に多くの不確定要素を生むだけでなく、大きな損害をもたらす」と脅しをかけた。

これに対しアメリカは、オバマ大統領がサミット参加前にベトナムを訪問し、アメリカのベトナムに対する武器輸出規制の完全解除に踏み切った。またシンガポールで開催中のアジア安全保障会議でカーター米国防長官は中国が地域で「自らを孤立させる万里の長城」を築く結果になると警告した。

しかし中国軍の強硬姿勢に何らの変更もない。中国は太平洋の西半分を自己の管轄海域にしようとしており、同時に南シナ海からインド洋への海のシルクロードの管轄権を狙っている。また中国の新疆ウイグルから中央アジアを通りヨーロッパまでの経済圏構想を持っている。

中国社会帝国主義の拡張主義戦略は雄大で、アメリカの内政重視の中で野望が膨れ上がったのである。中国拡張主義の戦略の柱をなすのが南シナ海を中国原潜の安全活動海域とする事であり、そのための南シナ海の軍事拠点化なのである。つまり核報復戦略の柱が南シナ海の中国内海化であるので、南シナ海問題を軍が断じて許さない決意を表明しているのである。

敵に譲歩する事を特徴とするオバマの「息継ぎの和平」は、中国覇権主義の野心を大きくし、今や中国は世界最大の危険な侵略勢力となっている。今の中国は経済危機の中での昔の日本陸軍のようであり、中国の軍事的暴走を誰も止められなくなっているのである。

アメリカの「孤立主義」のトランプ大統領の登場を一番待ち望んでいるのが中国軍であり、一番恐れているのがアジア諸国である。トランプの登場は、すなわちアジア諸国はアメリカ抜きで中国拡張主義の侵略に直面しているのである。中国軍の鼻息が荒くなる理由があるのだ。
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