FC2ブログ

核開発と経済発展の「並進路線」掲げた金王朝!

朝鮮労働党機関紙によると第7回朝鮮労働党大会は、金第一書記を党の「最高位」と位置付け、事業総括通り、核開発と経済改革を同時に進める「並進路線」を「恒久的に堅持」し「自衛的な核武力を質、量的に強化していく」ことを明らかにした。

核開発を進めるなら、国連の経済制裁が強化され、経済建設で人民の生活を向上させることは難しくなるのは明らかだが、北朝鮮の最高指導者はこの「並進路線」が矛盾に満ちていることが理解できていない。分かりやすく言えば「2兎を追うものは1兎をも得ず」と言う諺が理解できていない。

アメリカと中国が朝鮮半島の現状固定化を希望しているから、いかに愚劣な政権でも存続出来ていることが分かっておらず、核の力で政権が存続出来ていると信じ切っているのである。中国の影響下にあることを拒否した北朝鮮は、アメリカが現状維持政策であることを信じておらず、中国がアメリカとの緩衝地帯として半島の現状維持政策であることも信じていない。大国のはざまで生かされているのに、核開発で経済的に疲弊し、金王朝の存在基盤を弱体化している様は墓穴を掘るに似ている。

金第一書記は、アメリカに対し、制裁を中止し、敵対政策を撤回するよう要求し、朝鮮戦争の休戦協定を平和協定に転換し、在韓米軍を撤収するよう要求している。これはアメリカ大統領選で有力候補のトランプが、日本と韓国の駐留米軍を撤兵することをちらつからせて、米軍費用の負担の増額を要求していることを考慮したものと見える。

また金第一書記がエネルギー問題を解決するため「原子力発電所の建設推進」と「原油を始め重要資源の積極的開発」を語ったのは制裁がこたえている反映である。しかし北朝鮮には原発や油田開発の資金も技術もないのである。ミサイル開発や核開発は多額の資金がいるので「並進路線」は成功するわけがない。

世界中から150人もマスコミ関係者を入国させながら、党大会を公開できなかったところに北朝鮮の体制的脆弱性が表れている。元々北朝鮮は中国のような1党支配ではない、金王朝の個人独裁の奴隷制国家であるので、民主主義をまねることは出来ない。マスコミに公開すればするほどぼろが出るのである。

36年ぶりの党大会で金正恩最高指導者の権威付けを行うこと以外の目的は今のところ見いだせない。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

SEO対策:政治