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軍事的、経済的、政治的に追いつめられたパク・クネ政権!

中国への韓国の貿易依存度は25%近くになり、日本への11%とは大きく開いた。パク・クネ政権は中国習近平政権にすり寄り、昨年には抗日戦勝利70周年記念大軍事パレードに列席するほどでこの時は国民の支持率も高かった。パク・クネ大統領は中国の影響力で南北の統一を夢見ただけでなく、日本から賠償金を得ることをもくろんだ。

ところが北朝鮮の核・ミサイル実験成功がパク・クネの中国すり寄りの南北の統一の夢を打ち砕いた。中国が北朝鮮に何の影響力を持たない現実を見せられ、パク・クネの夢は破れ、中国をいとも簡単に袖にした。これはパク・クネの外交戦略の甘さを示しており、習近平外交の破たんでもあった。

核装備した軍事的な北朝鮮の力の前にパク・クネの「天秤外交」(=二股外交)は破綻し、同時に韓国経済は「技術で日本にかなわず、コストで中国に及ばない」と言われる存在となり、鉄鉱から自動車、半導体、航空機まで日本をまねて「フルライン産業国家」を目指したが、この経済戦略も自前の技術がないため今や経済的破綻に直面している。技術のパクリになれた国家は自前の技術開発ができない。大卒の優秀な人材は多くが整形外科に流れ、理工系技術者のレベルと数が足りないのである。財閥支配の経済の弱点は日本のような技術水準の高い中小企業群が育たないのである。

こうして鉄鉱から自動車、半導体、造船、航空機まで韓国製造業の大破綻が迫っている。日本の4割の人口で、日本よりも酷い少子化の中で理工系人材が少ない中で、日本をまねて「フルライン産業国家」を目指すのは無理がある。そこで慰安婦問題を解決し、日本企業に産業スパイを大量に潜入させて、各産業の最新技術をパクルことに賭けた、というのが韓国の経済パクリ戦略の現状なのである。

韓国では反日大統領の国民支持率は上がる、しかしパク・クネ大統領は対日経済パクリ戦略に転じたため、今更アメリカの意向に逆らい反日を行う訳にもいかない。そんな訳で現在闘われている韓国総選挙では与党セヌリ党の支持率は3週連続で低下し、37,1%まで低下している。セヌリ党はパク・クネ派の公認を優先したため党内が分裂状態で、このままだと過半数割れは避けられない状況になっている。セヌリ党は定数300のうち、目標議席を180から今週135に下方修正した。

パク・クネ大統領が選挙に勝利するには「反日」の材料は無くなり、経済は破綻寸前、軍事・政治では北朝鮮に負けている。この上選挙で敗退すればパク・クネの残りの任期は議会で少数派となり無残な事になりかねない。パク・クネ大統領が選挙で大逆転を狙うには、残りは竹島訪問ぐらいしか支持率アップのネタがない状況となった。
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