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「冷戦の遺物を葬り去る」先にある多極世界に備えよ!

オバマ米大統領は22日、キューバのハバナを訪問し次のように述べた「冷戦の遺物を葬り去り、手を差し伸べるためにやって来た」。オバマは大統領に就任早々非核政策を打ち出してノーベル平和賞を受賞し、非介入主義を打ち出し、軍事予算を削減した。その上での歴史的実績を作るためのキューバ訪問だった。

オバマの非介入主義が一時的な息継ぎとしての「帝国主義和平」となるのか、それともアメリカが覇権を放棄するのかは、次の大統領に誰がなるかによって変わる。クリントンは金融資本の代理人であり、トランプは孤立主義である。アメリカ民衆の金融資本への怒りが強いのでトランプが勝つ可能性が高い。トランプの言うように、アメリカが海外の軍事基地を全て撤収するなら、ドルは世界通貨としての地位を次第に失っていくことになる。アメリカは巨大な軍事力を支える莫大なドル発行益を失っていくであろう。

世界は一極支配から、多極化の時代に突入しつつある。それほど格差社会に対するアメリカの民衆の怒りが高まっているのである。アメリカの力に依存して日本の国防を図る安倍首相の他力本願の安全保障政策は世界の戦略環境の変化から見て既に破綻している。

かってナチスドイツが台頭した時、イギリスのチェンバレン首相はナチの矛先を東に向けようと画策し、スターリンはナチの矛先を西に向けるために独ソ不可侵条約を結んだ。つまり多極化の時代は列強の合従連衡の外交戦の時代でもある。この外交戦を「複雑怪奇」などと言っていたのでは、日本は再び亡国の道に迷いこむことになる。

周囲を海に囲まれた日本は外交下手であり、早急に多極化の時代の戦略を構築する必要がある。トランプが大統領になる可能性が高い以上、日本は対米自立し独自の生き残り戦略を持ち、中国覇権主義の侵攻に備えなければならない。

その為の布石としてロシアとの領土問題を「引き分けで」早期に解決し、ロシアとの経済的相互依存関係を進め、中国拡張主義の侵攻時に「2正面」を回避して専守防衛を勝利的に完結させる戦略的外交が必要な時なのである。多極化への過渡期の激変時に他国に依存する国防政策は大統領に誰がなるかで変わり、危険である。
日本は対米自立以外の選択肢はないことを知らねばならない。自分の国は自分で守らねばならない時代が来たのである。こうした時代では「憲法9条は日本の宝」などという観念的平和主義は亡国路線なのである。
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