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アメリカ社会の劣化示す「水道水汚染」!

アメリカの水道管は今でも多くが鉛菅を使っている。鉛製造業界が抵抗して、塩ビ管やステンレス管への交換が進まないのである。ミシガン州フリント市で水道水から鉛の含有量が安全基準の200~1300倍の危険な状況が分かり、州政府が「緊急宣言」を出す騒ぎとなった。こうした水道水の鉛汚染は全米で起こっており、アメリカ疾病予防管理センターは「全米で乳幼児55万人が鉛中毒の可能性がある」と推計している。

日本では水道管の塩ビ管への交換が進み、鉛の水道管は全国平均で7%に減少しているのだが、アメリカでは未だに多くが鉛管で、このため全米で水道水に鉛が混ざったり、鉛が溶けて塩素が水道水に混ざったりしている。鉛は体内に入ると皮膚疾患、視力低下、抜け毛、記憶障害の原因になり、子供の脳の発達にも影響することが分かっている。

アメリカでは、シェールガス、シェールオイルの水圧による採掘の影響で、各地で水道水が汚染され、黄色や茶色の水道水がでたり、蛇口にライターを近づけると炎が上がるなど、信じられない現象が起こり、水道水の汚染が急速に進んでいる事が露呈しているのである。こうした「水道水汚染」に民主党の大統領候補クリントンやサンダースはいずれも、この問題を取り上げたが、共和党の候補者は企業から献金をもらっているので口を閉ざしている。

いまやアメリカは水道水で中毒を起こす事態が広がっており、アメリカ社会の典型的劣化現象となっている。アフガンからの帰還兵が精神病で苦しんでいることや、銃の乱射事件や犯罪の多さがアメリカ社会の劣化現象であったが、それがいまや、水道水までも汚染が広がっているのだから、アメリカの大統領選が内向き候補ばかり出てきているのは当然かもしれない。

世界の覇権国アメリカで水道水を安心して飲めない事態となり、水道水問題が大統領選の争点の一つとなるのが確実な状況なので有るから、アメリカの戦略的混迷は当分続くと見た方がいい。
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