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中国の南シナ海へのミサイル配備の戦略的狙い!

中国政府にとって北朝鮮の4度目の核実験とミサイル実験は計算違いだった。せっかく反日歴史問題で韓国を取り込み米日韓軍事同盟は崩壊寸前であったのに、韓国のパク・クネ大統領の北朝鮮への圧力に答えられず。韓国の北朝鮮への「太陽政策」を放棄させ、アメリカの高高度ミサイルサードの配備へとパク・クネを転換させた。

韓国の変心によるアメリカのミサイル防衛への参加で、中国の地上配備の核戦略抑止力は相殺され、残るは南シナ海のフィリピン西部の海域におけるミサイル原潜のみとなった。中国としてはアメリカに対する核抑止力を確保するためには南シナ海の軍事化による内海化がミサイル原潜の安全な活動海域確保のため不可欠なのである。

つまり今回の中国のパラセル諸島への対空ミサイル配備は、南シナ海が核抑止力を保持する上で戦略的価値を持つのであり、これに対するアメリカ海軍の「航行の自由作戦」は南シナ海の戦略海域を消し去ることが狙いなので、中国は核戦略抑止力を維持する上で譲ることのできないことなのである。

アメリカのケリー国務長官は、中国の南シナ海の軍事化に「深刻な懸念」を表明したが、これは形だけである。アメリカは現在大統領選の最中であり、重要な戦略決定は出来ない。中国は韓国へのミサイル防衛サード配備が中止されるなら南シナ海の軍事化を中断する可能性がある。つまり北朝鮮の核実験とミサイル実験で戦略的打撃を受けたのは韓国だけでなく、中国の核戦略も深刻な打撃を受けたのである。

つまり中国政府は、アメリカ政府の弱腰=口先だけの抗議を見抜いており、現状では南シナ海の軍事化を譲る気はないと見るべきである。オバマ政権の弱腰はヒトラーに対するチェンバレンのごとくであり、特に対ロシア制裁でロシアの大国意識に火をつけ、中国の側に押しやったことは戦略的過ちであり、日本等の同盟国の安全保障を危機に陥しいれるものである。

北朝鮮と中国はアメリカの戦略的日和見的弱腰を見抜いており、北朝鮮と中国社会帝国主義の軍事的暴走を煽る役割をしているように見える。日本は中国拡張主義の矛先を受ける立場にあることを認識して、単独で中国の攻撃を撃退できるまで軍事的備えを急ぐべきである。同時に日本は対ロシア外交を前進させ、2正面を回避しなければならない。オバマのアメリカはもはや頼りにならないことは明らかであり、対米自立の時が来たと断言できる。
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