FC2ブログ

北朝鮮に対する韓国の「太陽政策」の破綻!

北朝鮮は世界中の反対を押し切って「水爆実験」をやり、大陸間弾道弾の実験を強行した。国連の制裁は中国が賛成しないと読んだ上の事である。その後の国連安保理は中国とアメリカの意見が対立し未だに制裁案が決まらない。

こうした北朝鮮の核恫喝の事態に立腹したのが韓国のパク・クネ大統領だ。制裁に反対する中国に怒り、アメリカのミサイル防衛の話し合いを始めただけでなく、開城工業団地の操業を中断した。韓国の統一部長官によると、開城の北朝鮮労働者の賃金の70%が北朝鮮労働党書記室や39号室をへて核兵器とミサイル開発に転用されているとし、関連資料まで持っている、と明らかにした。

これが事実なら歴代韓国政府は北朝鮮の核・ミサイル開発にに使われると知りながら開城の工業団地の操業を支援してきたことになる。これは明らかな国連決議2094号違反である。アメリカは北朝鮮制裁を国連で要求し、中国が反対して事実上強力な制裁は行わず、中国は北との間で盛んに貿易を行っている。

これらの事が何を示しているかを考えなければならない。アメリカと中国は半島の現状維持で合意しており、事実上北朝鮮の核・ミサイル開発を容認している。イラクはありもしない「大量破壊兵器」を口実に侵略したが、北朝鮮は大量破壊兵器があるのに何もしないのは北朝鮮には油田がないからだ。北朝鮮の核恫喝が日本や韓国をアメリカへの核の傘に頼らざるえ得なくさせ、すなわちアメリカに従属を続けなければならないようにしている。

中国は北朝鮮をアメリカとの緩衝地帯と位置づけており、国連の制裁には協力しない姿勢を続けている。こうして韓国の「太陽政策」や日本の拉致問題のための譲歩政策はことごとく失敗したのである。とりわけパク・クネ大統領は中国にすり寄ることで南北統一の仲栽役を期待していただけに、その戦略の破綻は決定的で、それが今回のパク・クネの、怒りを政策に換えた強硬策なのである。

韓国は経済危機だけでなく外交戦略も破綻したのである。一方北朝鮮の金正恩は既に100人以上の部下を処刑している。最近では北朝鮮軍の参謀総長を「反党・反革命分子」として処刑している。中国の歴史上の「亡国の王」ですら5年間で幹部100人を処刑した暴君はいない。これでは瀬戸際政策で戦争の危機を継続しないとクーデターが起きる可能性がある。いくら奴隷制王朝の大王であっても内部の矛盾と敵対矛盾は区別しないと、その王朝は砂上の楼閣である。

世界同時経済危機と覇権の多極化の下では小国は北朝鮮のように核・ミサイルを保持して自立を保つか、それとも日本や韓国のように大国に従属して生き延びるしか方法がないのである。アメリカと中国が半島の現状維持で合意している以上、日本の拉致問題の解決や韓国の「統一」の悲願は願望で終わるしかないのである。
韓国や日本で核・ミサイル保有論が台頭するであろう。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

SEO対策:政治