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一国二制度の欺瞞が破綻した中国の香港支配!

香港は中国に帰属するにあたり「一国二制度」が謳われ言論の自由が認められてきた。ところが香港の書店が、中国の最高指導者習近平の女性スキャンダルに関する本を「習近平と6人の女」のタイトルで出版をした事が、中国側の怒りに火を付けた。

この本の出版に関係した5人が中国公安に逮捕され、秘密に本土側に拉致れ、既に印刷されていた本も倉庫から根こそぎ奪っていった。拉致された書店主らは「イギリス海外公民」のパスポートを保持しており、イギリス人に準ずる地位にある。しかしイギリス政府は中国政府の経済果実欲しさに沈黙を守っている。

この中国政府による「一国二制度」の蹂躙は香港の若者を刺激し、独立の運動を激化させつつある。香港行政長官の直接選挙が否定されたこともあり、香港人民の中に「中国から離れるしかない」との声が高まっている。香港の住民は中国政府が押し付ける愛国主義教育にも反発しており、香港メデアが次々中国側に買収され、香港に言論の自由がなくなりつつあることも独立志向を強めるこ原因になっている。

香港の独立派は台湾の総統選挙に際し、台湾の独立を志向する民進党と交流している。台湾の総統選挙で民進党の蔡英文氏が当選したことも中国外交に打撃となった。とくに香港の一国二制度の欺瞞が露呈したことと、中国が統制経済に復しつつあることも、香港と台湾の独立志向を強める結果となった。

習近平の中国が「軍改革」で軍権の掌握を目指している間に、中国経済は株式が暴落し、株式市場の凍結・統制で危機を先送りしているが、こともあろうに、習近平の女性スキャンダル本をめぐり、香港の自冶を踏みつけにしたことで、香港と台湾を独立へとの動きを強めたことは習近平の失策というべきである。

習近平にしてみれば、国内でのトラ退治が行き過ぎて、自分への反発が強まり、暗殺騒ぎが続き、地方幹部に「中国の核心(習近平のこと)を守れ」との声明を出させて、踏み絵を踏ませる状況で、未だ軍権が完全に掌握できていない中で、台湾と香港の求心力が弱まる事態は避けたいが、事態は逆の方向に向かっている。

習近平は、最近華僑を優遇する政策を出しているが、北朝鮮国内で華僑など100人ほどの中国人が逮捕され、核実験やミサイル開発で北朝鮮を経済制裁することもできなくなっている。南シナ海ではアメリカ軍の「航海のための自由作戦」で覇権を求める砲艦外交も行き詰まり、習近平外交はガタガタになっている。こうした傾向が習近平の軍権掌握の欲求をさらに強めており、これが成功した時、アジア情勢が動く可能性が強いのである。
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