FC2ブログ

落ち目のアメリカを象徴する非主流派台頭の大統領選!

アメリカの大統領選の候補者を選ぶアイオワ州党員集会は、民主党では「政治革命」を掲げ、ウォール街を批判し、富裕層増税や公立大学の無償化を掲げ、若者の支持を受けるサンダース氏が本命のクリントンに肉薄し、共和党は、「小さな政府」を掲げるティー・パーティーを基盤にしたクルーズ氏と不法移民への不満を代表するトランプ氏が1位2位となった。

いずれもアメリカ社会の不満を代表する候補達が健闘する結果となった。資本主義の選挙制度が人民の不満を体制内に吸収する制度であるので当然と言える結果だが、アメリカが超格差社会となり、多数の移民や不法入国者で仕事を奪われる事態を反映した選挙となった。

民主党のサンダース氏は「民主社会主義者」であり、これまでのアメリカでは考えられないほどの超リベラル派である。また共和党のティー・パーティーを基盤にしたクルーズ氏は超保守派であり、本選挙で民主に勝てない可能性が高い。さりとて不法移民への不満を代表するトランプ氏では本選挙でヒスパニック票が取れるわけがない。しかし今やトランプ氏は共和党の本命の位置を確保したかに見える。だが共和党はどちらが勝っても本選挙で苦戦が予想される。

アメリカ社会は保守的で黒人の大統領を認めても、女性の大統領は認めないと言われ、事実ヒラリー・クリントンは前回の大統領選で負けている。しかし超リベラルのサンダース氏では、その掲げる政策を大統領になっても、議会は共和党が多数で実行できない可能性が高い。しかし格差社会に不満を持つ貧困層と若者の不満解消にはなる。

こうした点を見ると、今回のアメリカ大統領選は民主も共和いずれも非主流候補が主導権を奪い、何処まで本命候補を脅かすかの選挙となった。カナダ生まれのクルーズ氏は大統領に選ばれる資格が問われており、クリントンは国務長官時の個人メールアドレス使用の弱点がある。

つまり、アメリカ大統領選挙は超格差社会と財政危機で落ち目となったアメリカを反映して、最後まで混迷の激烈な選挙となり、だれもその結果が分からない劇的で面白い選挙となるのは間違いないことである。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

SEO対策:政治