FC2ブログ

安倍政権にとっての北は政治的ジレンマ!

北朝鮮が4度目の核実験をおこない、しかも今度はミサイル発書準備の動きが観測されている。
韓国政府は大型拡声機による宣伝を開始するや、北朝鮮はパク・クネ大統領を批判するビラ風船100万枚を飛ばし、韓国に対抗して報道も開始した。

アメリカはB52とステルス戦闘機F22を極東に派遣した。2月1日からは米韓合同軍事演習「フォール・イーグル」が始まり、これが北朝鮮をさらに刺激することになる。北朝鮮は全国的な戦争動員体制を準備している。

アメリカは国連安保理で石油の禁輸などの制裁をやろうとしているが中国が反対してできない状況にある。中国は北朝鮮の体制維持を優先して、制裁は出来るだけ軽くしたいのである。アメリカも北朝鮮の現政権を温存した方が日本や韓国を従属国にしておけると考えている。

北朝鮮の金正恩も半島の緊張が激化すればクーデタ等を防止できる。既に就任後100人もの処刑を出し、内部矛盾は激化しているが、戦争の一歩手前の緊張状態が金王朝には延命しやすい環境なのである。つまり米・中・北が緊張激化を望んでいる。

こうした環境では安倍政権の目指す拉致問題の解決などできるわけがない。それどころか制裁強化をやればやるほど、拉致問題の解決は遠のく事になる。半島の対立関係をアメリカも中国も現状維持したいのだから、安倍政権は解決不能のジレンマを抱えることになっている。

北朝鮮の核開発とミサイル開発をアメリカが阻止できないなら韓国と日本で核保有すなわち自立の動きが強まることになる。北朝鮮が安全保障のための核とミサイルを放棄するはずがなく、今のままでは拉致問題は絶望的である。北朝鮮の体制を変えるには国際市場に取り込むのが一番いいのだが、アメリカと中国が現状固定化で合意しているのではどうしょうもない。

アメリカの強硬な制裁が北朝鮮を暴発させる、というのが中国が制裁に反対する理由である。問題は北朝鮮の核・ミサイル開発で極東の力の均衡が崩れつつあることである。アメリカがその事に気づけば限定的な武力行使がありうるのだが、オバマは非介入主義であり、しかも現在大統領選の最中で重要な戦略的決定は出来ない可能性が強い。

つまり安倍政権の拉致問題の解決は完全に行き詰まりなのである。政治的ジレンマとは安倍政権の対北朝鮮政策の事である。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

SEO対策:政治