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中国の拡張主義に態度鮮明にしたオバマ政権!

報道によれば、オバマ大統領は訪米した習近平主席に次の3点を鮮明にしたという。
(1)南シナ海の中国が埋め立てた12カイリ以内に艦隊を派遣すること。
(2)南シナ海と東シナ海で同盟国及び友好国との協力関係を強化すること。
(3)サイバーテロを中国が改めないなら広範な報復措置を取ること。
アメリカに「新型の大国間係」を認めさせようともくろんだ習近平にとってオバマの要求は大きな誤算であった。

アメリカと中国が経済的に相互依存関係を深め、アメリカが大統領選を目前にしているので、オバマが曖昧戦略を続けると読んでいた習近平は、明らかに情勢を読み誤っていたと言える。同じように情勢を読み誤ったのが韓国大統領のパク・クネで、安全保障をアメリカに頼り、経済は中国に頼るという2面派外交がアメリカの怒りを買うことになった。パク・クネはアメリカから中国への過度の接近からの修正を求められ、日韓関係の改善を求められた。

オバマ政権はアメリカ経済が中国に依存を深めているので、対中戦略は曖昧な対応を取ってきた、しかし中国がアジアインフラ投資銀行を設立し、アメリカのドル支配に挑戦し始めたことから、また中国経済がバブル崩壊し始めたが、習近平政権が民主化や民営化などの改革ができそうにない中で、アジアの覇権を維持する決意を表明しなければならなくなったのである。

オバマのアジア戦略を変えたのは、安倍政権が集団的自衛権の憲法解釈を変え、「戦争法」を制定し、日本がアメリカの覇権の維持に協力する意向を明らかにした事が大きく影響している。いくら中国がアメリカ製旅客機の最大の顧客であっても、経済成長著しいアジアで中国に戦略的イニシアチブを渡すわけにはいかなかった。

問題は、習近平政権が中国の軍を完全に掌握しているのか?という点である。アメリカが覇権国の意地を賭けて艦隊を南シナ海に入れるのを、中国海軍が許すのか?という点である。中国軍の対応で習近平政権と軍の関係が明らかになるであろう。アメリカの南シナ海への艦隊の派遣の政治的狙いは中国国内の矛盾に向けられている。

中国軍は、政権の言いなりでアメリカの挑発に乗らないのか?それとも緊張を激化する何らかの行動に踏み切るのか?今年11月と言われる米艦隊の南シナ海進出が注目される。安倍政権が行った中国包囲網の外交と、アメリカの非介入主義の眠りを覚ました「戦争法」制定が、日本の平和にとって「亡国の道」にならないことを祈るしかない。軍事的探りが戦争につながる可能性も見ておかねばならない。アメリカの軍事的布石に中国が柔軟に受け止められるかが注目される点である。
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