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大軍事パレードで力見せた習近平訪米の注目点!

中国の習近平国家主席が22日から25日まで訪米する。今回の訪米は国家主席就任後初の国賓としての訪米である点が注目を集める理由である。迎える一方のオバマは「アメリカは世界の警察官ではない」と発言し、中東の親米国を見捨て、クリミア半島などのウクライナではプーチンの軍事的決意に屈し、アジアでは中国の軍事的脅威を許し、北朝鮮の核開発にも弱腰で、今や世界中の反米国に舐められ、安倍を除く世界中の同盟国に見放されている。

他方の習近平は大軍事パレードで周辺国を軍事恫喝し、アフリカ・中東・中南米に戦略的影響力を強め、インド洋に軍港を確保し、オバマに「新型の大国間係」を提起し、太平洋とインド洋を管轄海域として確保しようとして「中国の夢」に邁進している。習近平は天津を始めとする国内各地で江沢民派の爆破テロで揺さぶられ、暗殺の恐怖に怯えながら軍や長老の権力のはく奪を追求している。彼の「抗日戦争勝利70周年」の軍事パレードは、国内各派閥への自己の権力を見せつけることでもあった。

古い帝国主義のアメリカも、新興の帝国主義の中国も互いに国内での経済的危機を抱えている。中国の場合は政治危機も孕んでいる。つまり両国は世界覇権のライバルであるが、今は覇権争いをする余裕がない、それゆえの首脳会談なのである。

オバマは習近平との会談の最大のテーマとして中国のサイバー攻撃を挙げている。軍の兵器やアメリカ企業の新技術を中国がネットを通じて奪い取っていることをなんとか止めさせようとしている。中国側の最大の関心事は「新型の大国間係」に対するオバマの承認を取り付けたいところである。それは南シナ海での埋め立てによる軍事基地建設の黙認にもつながることである。

つまり、アジアの覇権をめぐる妥協が成立するのか、それとも決裂するのかが最大の注目点である。中国側は「新型の大国間係」が「中米間係の将来の発展を位置付ける指針」と表明している点に中国の意気込みが表れている。しかしオバマが中国のアジアにおける砲艦外交に弱気な対応をすれば、韓国の中国すり寄りのように、アジア諸国が中国のフインランド化(=従属国化)することは避けられないであろう。

つまり今回の中米首脳会談は衰退している覇権国と新興の帝国主義の話し合いによる妥協の場と言いかえることができる。中国人民網によれば中国側は習近平訪米の9つの注目点を挙げて過大な期待を寄せている。しかしアメリカは既に大統領選に入っており、オバマ政権はレイムダックの期間であり習近平は多くをオバマから得ることは難しいであろう。

我々が注目しているのは習近平の訪米中に「トラ狩り」や「キツネ狩り」で頭に来た江沢民派や軍が習近平の訪米を破綻させるため天津での爆破テロのような、事件を引き起こすかどうかである。以前習近平がインドを訪問した時、中国軍がカシミールで軍事侵攻を引き起こしたように、今回も南シナ海でアメリカを挑発する何が起こるのか?注目点である。
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