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アメリカ一辺倒の防衛戦略でいいのか?

安倍首相の防衛戦略は、アメリカの戦争の後方支援をすることで、日本を守ってもらおうとする属国根性そのものだ。その為に集団的自衛権の憲法解釈を閣議決定で見直し、「戦争法」を平和の名で成立させようとしている。このアメリカ一辺倒とも言える防衛戦略は我々から見ると極めて危うい。

アメリカのオバマが非介入主義であり、「同盟国の争いに巻き込まれたくない」と語っていること。次のアメリカ大統領も同じ非介入主義の民主党大統領となる可能性が強いこと。アメリカ経済が対アジア貿易を縮小していること、オバマが中国の「新型大国間係」に一切反対していないことを見ると、日本の外交がアメリカ一辺倒でいいのかという疑問がわいてくる。

今世界の外交関係は激変している。アメリカがイランの核開発を容認したことで、サウジアラビアが反米の姿勢を強め、ロシアに急接近している。サウジアラビアはアメリカの対イラン外交に激怒しており、ロシアに100億ドルの投資を決めた。その狙いは対イランへの短射程の弾道ミサイルを購入することだと見られている。サウジが原油価格の暴落誘導で、アメリカのシェールオイル業者に市場戦争を仕掛けているのは、対アメリカへのエネルギー戦争である。

アメリカの工作で、ウクライナのクーデターと新政権抱き込みで、地政学に目覚めたロシアは欧米の経済制裁に対抗し、中国拡張主義に接近している。軍事力増強の中国を恐れ韓国は中国に尻尾を振り、フインランド化の道を進む。世界第2位の中国経済が低迷期に入り、世界中の株価が暴落し、新興国経済が危機に陥り、世界経済が長期低迷が避けられない中で、覇権国アメリカの内政重視の戦略が、世界の政治情勢を一変させつつあることを指摘しなければならない。

アメリカの内政重視・非介入主義がいつまで続くか分からないのに、日本の安全をアメリカに全面的に頼ることの危険を指摘しなければならない。最低限日本外交は2正面に敵を迎えることを避けるために対ロシア外交を大胆に転換するべきである。ロシアのプーチンは技術力に劣る中国よりも、日本との経済関係を結びたいと考えている。ロシアの資源を購入すれば、日本は支払い能力ある市場が手に入る。中ロ関係にくさびを打ち込めば2正面を回避できる。

現在のオバマ政権はTPPですら締結のために譲歩できない弱体政権であり、日本が戦争法を制定しても当分の間アメリカの非介入戦略は続くのである。世界が急激に多極化して、外交関係が激変している時に、多極化の中の複数の大国と経済的相互依存の関係を築くことの重要性を指摘しなければならない。中国が侵略的な社会帝国主義に転化していることは、無視すべきではない戦略的課題である。いつまでも対米従属を続けていいわけがない。自立なしに自主外交は出来ないのである。対米追随一辺倒の安倍売国政権の戦争路線は多極化の中では「亡国の道」なのである。
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コメント

なるほど!

 日本が安全保障上の岐路にあることがよく分かります。野党再編の動きがありますが、対米従属かそれとも自立か?を明確にして欲しいですね。

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