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アメリカ大統領選は当面民主優位か?

アメリカ大統領選でヒラリーの優位があやしくなりつつある。夫のビルクリントン氏が主宰しているNGO「クリントン・イニシアティブ」が外国政府からの多額の献金を受けていた問題で、ヒラリーが国務長官時代に外交的配慮をしていたのでは、と疑われている事、「個人メールアドレスを公務使用していた」疑惑が出てきてにわかに支持率が下がり始めた。

共和党からは大統領選立候補者が10人以上も出てきており、共和党は闘い方では勝機があると見られている。アメリカの大統領選は近年ヒスパニックが大きな影響を与える。彼らの多くは貧困層であり福祉政策(=大きな政府)を望んでいる。オバマ大統領が不法移民に温情のある政策を出したことでヒスパニックは民主党支持と思われている。

しかし共和党はヒスパニックの大統領候補を出すか、もしくはジョブ・ブッシュの奥さんがヒスパニックである事、従ってスペイン語で話せることなどでヒスパニックの票を奪えると見ている。元々アメリカは保守的で黒人の大統領は認めても女性の大統領は認めない、と言われている。ヒラリーは絶対的知名度で優位にあるが、この支持率が最後まで続く保証がないのがアメリカなのである。

つまり前回の大統領選でもヒラリーは予備選で優位にあったのにオバマに一気に追い抜かれた例があり、今回もヒラリーの支持率が急速に低下しているのが象徴的である。ヒラリーはリベラル過ぎると見られており、反発を受けやすい「頭の良い女性」であることがマイナスとなる可能性があり、ネガテブキャンペーンに崩される可能性がある。

ヒラリーがアメリカ初の「おばあちゃん大統領」を強調しているのは前回のてつは踏まないとの意志の表れであり、従ってしばらくはヒラリーの独走状態が続くと見られる。オバマの下で外交もガタガタで経済も思わしくない。ヒラリーの夫のビル・クリントンは経済政策での実績があり、この面ではヒラリーに有利に働くかもしれない。

共和党は現在保守右派のティパーティと中間派に分裂しており、予備選で右派寄りの政策を出せば党内で有利になれても、大統領選では中間派が民主との闘いでは有利となる。共和党が政権奪取に向けて右派と中間派が団結できるのかも注目される点である。

注目されるのはオバマの「息継ぎの和平」の内政重視の戦略が、いつ軍事力による覇権の維持へと転換するのかである。軍事介入しないアメリカから「強いアメリカ」へ何時舵を切るのかも大統領選の注目点である。
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