FC2ブログ

同盟国を裏切り続けるオバマを信頼するのか?

オバマは就任直後に非核政策でノーベル平和賞を貰った事で、その外交・戦略が分かりにくくなった。オバマ戦略とは、基本は非介入主義の「息継ぎの和平」であることは間違いない。しかしカーターの非介入主義と違う特徴は、オバマは敵に塩を送ることである。

イランの核開発の継続を認めることで同盟国のサウジやイスラエルを裏切り、アルカイダや「イスラム国」を軍事訓練し新たな敵を作りだすことで中東を巨大な武器の消費市場と化した。ウクライナ野党勢力を決起させてロシアにクリミア併合の好機を与え、ウクライナ工業地帯を「新ロシア派」に提供した。

普通「息継ぎの和平」とは自らの勢力圏の維持に力を尽くすのだが、オバマは敵を有利にし、同盟国を裏切る奇妙な外交を展開している。アジアでは社会帝国主義に転化した危険な中国の南シナ海や東シナ海での砲艦外交を放置し、中国のアジア支配への足場作りを容認している。オバマは中国指導者の主張する「新大国間係」を決して批判しないのである。

中国経済のバブル崩壊が近い下では、普通なら1党支配の中国独裁政権の解体の好機として、中国包囲外交をとるものだが、オバマは日本よりも大きい市場を持つ中国に、より大きい寛容さを見せている。常に同盟国を裏切り、敵に塩を送るオバマ外交の特徴を見るなら、今のアメリカは誰であっても信用できないと考えるのがふつうである。

安倍首相は集団的自衛権を容認し「積極的平和主義」を掲げて日米のガイドラインを改定した。これによって日米の支配従属関係の下で自衛隊はアメリカの手ゴマとなった。「今日は日本の能力を打ち立てる、自らの領土だけでなく、その他のパートナーに手を差し伸べることが出来るようになる、歴史的な転換点だ」とケリー国務長官は日米のガイドラインをほめたたえた。

しかしオバマ外交の特徴から言えば、今度は日本が裏切られて、アメリカが中国との友好関係に踏み込んでも不思議はない。アメリカのニューヨーク・タイムス紙は中国共産党の一党独裁を批判せず、逆に同盟国の安倍首相の歴史修正主義を批判し続けている。奇妙なことに70年以上前の日本軍国主義の犯罪行為を批判するが、今の中国の人権侵害行為は批判しないのがオバマのアメリカである。

オバマは世界覇権を握るアメリカの「息継ぎの和平」の戦略転換の目的を理解できておらず。それ故常に同盟国を裏切り、敵に塩を送り続ける。そんなオバマ政権に民族の運命を託す愚は指摘するも愚かというべきである。安倍首相は対ロシア外交を大転換し、中国とロシアの間にくさびを打ち込み、アメリカの裏切りに備えて、日本とロシアの相互依存関係の構築に踏み込むべきである。

オバマを無条件に信用してはいけないのである。むしろ裏切りを予想して次の同盟国への布石をして置くことが日本の安全保障上不可欠である。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

SEO対策:政治