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中国のインフラ投資銀行に態度豹変させたオバマ!?

アメリカのウォールストリート・ジャーナル紙の電子版は22日、中国が主導して進めているアジアインフラ投資銀行(AIIB)をめぐり、オバマ政権がアメリカ主導の世界銀行やアジア開発銀行との共同趣旨事業を提案したと報じた。これにはアジアの同盟国の指導者はさぞ驚いたことであろう。

アメリカは当初、中国によるAIIB設立を、アメリカのドル支配に対する挑戦ととらえ警戒感を示し、同盟国の日本等に参加しないよう働きかけていた。しかしイギリスに続き、フランス、ドイツ、イタリアが参加を決定したことでオバマは動揺し、態度を豹変させたのである。

アメリカはイランの核開発を容認する交渉で同盟国のサウジとイスラエルを怒らせ、シリアへの介入も腰砕けに終わり、ウクライナの野党勢力をそそのかし武装クーデターをやらせたが、その機に乗じロシアがクリミアを併合しても、ただ傍観して形だけの経済制裁でごまかした。アジアでは中国の東シナ海と南シナ海での砲艦外交にも、何もせず中国との経済関係重視で砲艦外交にも黙認を貫いてきたのである。

アメリカ外交は同盟国を見捨て、敵に協力するのが原則なのか?と思いたくなる無原則的外交なのである。普通「息継ぎの和平」への戦略転換は、同盟国を守り自分の勢力圏を確保するを優先するにとどめるのが特徴だが、オバマの戦略転換は同盟国を裏切り、敵を有利にする奇妙な外交なのである。これでは大先輩のカーター元大統領に批判されても仕方がない。

もちろんオバマの提案が、中国の元経済圏形成の狙いを外す意図であるので、中国がオバマの提案を受け入れない可能性もある。しかしこれまで同盟国に「参加しないように」言いながら、何らの説明も無く手のひらを返して中国のAIIBを認め共同事業を提案する。これでは同盟国はアメリカを信頼できず。韓国のように中国にすり寄る国が出るのもうなずける。

アメリカのオバマ政権は、同盟国に戦略とアメリカ外交についての原則を示すべきである。安倍首相はこの点を4月の訪米ではっきりと助言した方がいい。そうでないと同盟国は、安全保障面でアメリカを信頼できなくなる。オバマの無原則で同盟国を疑心暗鬼にする外交は問題が多すぎるのである。日本はもはや、頼りないアメリカに防衛を頼るべきではなく、自立して、自分の力で国を守るようにした方がいいのである。
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