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優柔不断のオバマ外交について!

オバマの外交に対し世界中で「弱腰外交」「無気力外交」「優柔不断外交」との声が出ている。しかしこれらの批判は現象的かつ一面的評価と言える。

オバマ外交の特徴は、アメリカの深刻な財政赤字の下で戦略的転換を行っていることである。表現を換えればアメリカは「息継ぎの和平」の路線(非介入主義)へ転換したということである。この結果シリアの毒ガス使用に果断な介入策を取れず、結果シリアの悲劇的な内戦を終わらせることが出来なかった。またオバマは、「イスラム国」にもシリアにも反対して効果が限られる空爆でごまかしている。オバマはロシア・プーチンのクリミア併合に軍事的に対抗できず。イスラエルとパレスチナの和平を実現できず。イランと北朝鮮の核開発を阻止できず。何よりも中国社会帝国主義の拡張主義に「包括的関与政策」で東シナ海と南シナ海の中国の横暴を傍観していることである。

オバマはアジア諸国を訪問して、同盟国でないウクライナへの対応と、同盟国である日本と韓国への対応が違うこと、同盟国への約束を守ることを伝えたが、韓国は中国にすり寄り、日本は自立志向を強める事となった。

オバマの「息継ぎの和平」が無残な外交となったのは主要には世界が変化し、多極化が進んだことである。ロシアは戦略核戦力を再整備し、もはや旧ソ連圏をNATOに組み込ませない決意をした。ロシアのプーチンがクリミア併合時に、核戦争を準備する命令を出していたことを表明したことはこの決意を示したものである。

パキスタンやイランや北朝鮮は小国であっても核兵器を開発し、アメリカの言いなりにはならない決意を示した。中国は世界第2位の経済力を背景に大軍拡に乗り出し、その覇権主義的な表れである東シナ海と南シナ海での横暴な砲艦外交で社会帝国主義の正体を露わにしている。オバマの非介入主義が世界の多極化を促した側面もあるが、主要には旧社会主義国のロシアや中国は欧米のような資本主義の国にはならないということである。アメリカの1極支配は徐々に崩れ多極化になりつつあることを見て取るべきである。

世界は多極化しつつあり、アラブ圏のイスラム原理主義の凶暴化が世界市場を荒らしている。欧米先進国は経済危機を克服できず。軍事力のロシア、経済力の中国の挑戦をアメリカは傍観するほかない。オバマの「息継ぎの和平」が中途半端であるため、アメリカの弱腰・優柔不断を世界に印象づけている。いくら戦略転換していても必要な時は積極果敢なアメリカでなければ同盟国の信用を失うことになりかねない。
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