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「核兵器の準備」を口にしたプーチンの狙い!

ロシアがクリミア半島を編入して1年がたった3月16日、ロシアのプーチン大統領が1年前「核兵器の準備」を核配備の軍部隊に命じていたことをあきらかにした。このプーチンの発言は欧米に衝撃を持って受け止められている。

NATOがユーゴスラビアを解体したのは、旧ソ連と中国の解体の事前演習と位置付け、言われてきた。事実旧ワルシャワ条約機構の加盟国を欧米は次々NATOに組み入れてきた。プーチンの発言はユーゴ化を核戦争をしてでも許さない、という強い決意を表明したものである。

このプーチンの強い決意はウクライナだけでなくバルト3国やウズベキスタンなど中央アジアの旧ソ連邦の国々にロシアの強い決意を伝えたと言える。

欧米が計算違いをしたのは、ロシアや中国など旧社会主義が変質したとは言え、西側の資本主義国と同じ国体にはならないということである。特にプーチン等の旧ソ連の官僚であった指導者は、アメリカがエリツイン時代にロシアを急進的資本主義化で金融破綻に導き、核兵器の解体を進めたことを決して忘れてはいない。

結局のところNATOがユーゴスラビアを解体し、そのノウハウをロシアや中国の解体に用いることがプーチンに拒絶された意味は戦略的に大きいのである。重要なことは社会主義の成果は無くならない、ということである。ロシアや中国のように一度社会改革をした国家は旧官僚特権層がブルジョア化するが、欧米の考えるような欧州風の資本主義にはできないということである。

つまりNATOはユーゴスラビア解体から進めてきた戦略の破綻を認め、今後対ロシア戦略を再構築しなければならなくなったのである。つまりプーチンが「核兵器の準備」を命じていたことを明らかにしたことで、旧ソ連邦解体=NATO組み込みを今後認めない決意を表明したことは、欧米各国には衝撃なのである。

これで世界の多極化が決定的になった。アメリカのグローバルリズムの終焉と言ってもよい。プーチンの支持率が85%を超えたことはロシアの人々がアメリカや欧州のようにはならないことの表明である。

日本は欧米とは別にロシアとの関係改善で、ロシアを孤立させ、中国の側に押しやる愚を避けるべきである。これはアメリカの戦略の破綻とは別の事であり、中国が社会帝国主義となり侵略性を強めている中では、日本はロシアを敵視しては国の安全を保てないのである。鳩山の親ロシア的発言は先見の明があるというべきだ。
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