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世界の混乱と混迷の中で台頭する軍事力至上主義!

冷戦の終わりと共に経済のグローバル化の中で強欲の資本主義が台頭した。利益至上主義とも言える「新自由主義」は世界規模で格差社会を作り上げた。世界を巨大な投機資金が利潤を禿げたかのように襲い、高い収益を奪い取る。冷戦のツケとも言えるアメリカの財政危機は覇権国アメリカの「息継ぎの和平」への戦略転換を余儀なくさせた。オバマの非介入主義はノーベル平和賞のせいではなく、覇権国を周期的の襲う財政赤字のなせる戦略転換なのである。「世界の警察官」不在の中で世界は内戦・宗派戦争・部族紛争の坩堝になりつつある。

欧州(EU)は経済統合で東に拡大したが拡大した国を経済発展させるのではなく、市場にした事が失敗であった。アジアのように、その国の資本主義を発展させるインフラ投資を先行させるべきであった。拡大欧州がユーロの重荷となっている。

日本も欧州もアメリカも、強欲の資本主義をやり過ぎて個人消費の縮小がデフレ社会を招く事となった。皮肉なことに冷戦の中で社会主義圏との競争を意識して社会保障や賃上げを重視したことが管理された資本主義の成長を促した。冷戦後の「新自由主義」の過大な搾取が一時的利益を巨大化したが、その事が資本主義の活力を奪い、停滞社会を生みだした。

巨大な投機資金が世界の資本主義の不均等な発展を生みだす。中国は世界第2位の経済大国として一党官僚独裁の社会帝国主義に成長した。現在この国はヒトラーなみの経済対策としての大軍事力増強に取り組み、拡張主義を隠そうともしていない。いまや中華思想に基づき世界覇権の分有を果たそうと野心をみなぎらせている。イラク・リビア・シリア・アフガニスタン・パキスタン、イエメン・アフリカ・ウクライナで軍事力による流動化が起きている。

世界の主要国が経済危機に直面している。ロシアも原油安で危機にある。各国が国内的危機に備え外敵を必要とする局面が生まれている。世界情勢の流動化は、軍事力の備えが民族の存続を左右する時代なのである。クリミア半島に見られるように第二次世界大戦以来の国境線の変更が現実のものとなる時代を迎えている。

日本は流動化しつつある世界の中で、憲法9条を至上とする観念的平和主義を一日も早く克服し、アメリカの覇権に集団的自衛権で巻き込まれるのではなく、覇権は求めず、平和主義を堅持しつつ、自主防衛力を増強して、自立・武装中立を目指すべきである。国会での防衛論議は対米自立かそれとも対米追随かを是非論じてもらいたい。
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