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戦略的思考のお粗末が招いた世界の流動化!!

アメリカはイラク・リビアの政権を潰し、今はシリアを潰しにかかっている。しかしシリアのアサド政権を倒す切り札としてアメリカがテコ入れしたISIS(「イスラム国」)は、今や反米の最前線にある。同じことはアフガン戦争でアメリカが作ったアルカイダが反米勢力になった。アメリカは同じ失敗を繰り返している。

イラクもリビアも独裁政権を倒した後は宗派争いや部族争いで混とんとしている。むしろ中東の独裁政権は必要悪では無かったか?という疑問が出てくる。今オバマ政権はISIS(「イスラム国」)をせん滅することを戦略としている。ISISはシリアのアサド政権と闘っている。オバマがISISのせん滅を掲げるならアサド政権は「敵の敵」であり味方と位置付けるのが普通である。しかしオバマはアサド政権とISISを同時に敵としているのだからこれはおかしい。

これは、オバマの戦略に重点が無いことの証明である。ISISを主敵とするならアサド政権は「味方」とするべきであろう。「2兎を追うものは1兎をも得ず」ということわざをオバマは知らないのであろうか?こうしたことが起きるのは目前の目標のみ考え、目前の目標達成のためにテコ入れした勢力の後々の動向を考慮しない浅慮が招いたことである。

ウクライナの武装クーデターを画策したのはアメリカである。それを逆に利用されてオバマはロシアにクリミア半島を併合させてしまった。今はウクライナ東部の工業地帯もロシアの影響下に有る。自国の軍隊を派兵できない遠隔地でのオバマの火遊びが、ウクライナの内戦化を招いたと言える。

中国の内政における独裁的振る舞いを、オバマは見て見ぬふりをしている。中国がアメリカ国債を買っているだけでなく中国富裕層の金融資産をアメリカに移動させるのが狙いだが、目先の利益に目がくらんで、中国社会帝国主義の危険性にオバマは気がついていないのであるから、オバマの戦略的思考はお粗末としか言いようがない。

アメリカが財政危機から内政重視に戦略転換したのなら、アメリカは外交で徹底的に非軍事的手段にこだわるべきで有った。帝国主義の「息継ぎの和平」はカーターのような徹底性が必要なのである。オバマの戦略的重点の無い、浅慮が世界を流動化させていることを指摘しなければならない。
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