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オバマの中途半端な戦略転換について!

現在のアメリカは「息継ぎの和平」の戦略に転換している。かってカーター大統領が「息継ぎの和平」に戦略転換し、疲弊したアメリカを立て直した事があった。この時のカーターは内政重視が徹底していた。現在のオバマはアフガニスタンに米軍を増派し、「イスラム国」を空爆し、ウクライナの内戦に軍事援助している。戦略転換に徹底性が無いのである。

しかもオバマの戦略には重点が決まっていないように思う。「反テロ戦争」が重点なのか?それとも対ロシア戦略が重点なのか?対中国戦略が重点なのか?見ていて分からない。戦略転換しているのだから今のアメリカに政策を全部進める事は出来ない、重点が重要なのである。

オバマが起用されたのは財政再建というアメリカ経済の再建にあたり、黒人暴動を抑制するためだと言われている。その点では成功しているのかもしれないが、外交戦略は酷いものである。アメリカの世界覇権に挑戦しているのは誰の目にも中国であるのは明らかだ。しかしオバマは対ロシア外交を優先しているように見える。

中東における「イスラム国」空爆は宗教戦争にしつつあり、テロを世界中に拡散し、世界市場を荒らしている点において失敗というべきだ。ウクライナの野党を支援し、武装クーデターをやらせたのも、プーチンにクリミア半島を併合する機会を与えた点で失敗である。

オバマの最大の失敗は中国社会帝国主義の危険性を軽視していることである。人口14億人の1党支配の軍事独裁国家の危険性は「イスラム国」やロシアの比ではない。中国がいかに国内的脆弱性を持っているからと軽視してはいけない。国内的脆弱性が外への軍事的拡張主義的暴走に転化する可能性が強い事を指摘しなければならない。

中国が「反日」で日本世論を右傾化させた事は失敗である。安倍政権による戦争体制はアメリカの世界戦略を補強するからである。中国が「反日」をやらなければ、アジアは中国が覇権を握っていたであろう。オバマの戦略的無知がアメリカの覇権に与えるマイナスを指摘しておかねばならない。日本の安全保障について言えば、オバマの戦略なき無原則が、ロシアを中国側に押しやり、日本の安全保障を危機に陥らせているのである。
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