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地政学的変化が戦略に大きな変化をもたらす!

温暖化で氷が減少している北極海が新しい海上交通路として浮上してきた。北東アジアとヨーロッパを結ぶ新しい航海ルートとして北極海が軍事・経済に戦略的重要性を持ち始めた。
国連の専門機関である国際海事機関は11月の海上安全委員会で、北極海を航行する船舶の安全基準を定めた条約改正案を採択した。環境基準と合わせ2017年の発行を目指している。

北極海ルートを利用するには砕氷船が必要で中国はすでに2隻目を建造している。ロシアには20隻以上の砕氷船がある。このルートによって軍事的には、ロシア海軍は日露の日本海海戦以来の課題であった、アジアとヨーロッパの海上兵力の集中が可能になる。北東アジアにとっては重要な軍事戦略的変化である。

また世界最長のニカラグア運河の建設に、中国軍部と関係のある中国企業が建設に着手し始めた。総工費500億ドル(約6兆円)のこの運河によって、アメリカの影響が強いパナマ運河を通らなくても太平洋と大西洋がつながることになる。中国はこのニカラグア運河と北極海ルートによって世界戦略を展開しょうとしている事に注目すべきである。

日本は北極海ルートを経済戦略的に利用するなら早急に大型の砕氷船を建造しなければならない。日本はこうした地政学的変化がもたらす経済・軍事上の戦略的変化に疎いのが欠点だ。対米従属が戦略的発想を出来なくしているのである。

ロシアの海上兵力の集中が可能になるということは、日本は中国拡張主義とロシアを同時に敵にする事は出来ない。対ロシア外交を前進させ経済的に日ロの相互依存関係を発展させ、北方領土問題を早急に「引き分け」で解決し、中国社会帝国主義の侵略に備えなければならない。地政学的変化が国際的戦略関係に激変をもたらすことに無関心ではいけないのである。

外務省と防衛省は早急に地政学的変化が戦略に大きな変化をもたらすことについて研究を始めるべきであり、同時に防衛面の備えを急がなければならない。
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