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ロシアを中国側に追いやる欧米の愚劣!

ウクライナ問題で欧米が対ロ制裁し、その結果ロシアは天然ガスと原油を中国に売り始めた。最近では中国広東省での国際航空宇宙博覧会に合わせ、ロシア製最新鋭戦闘機U35の購入交渉を始めたほか、旅客機の共同生産やロシア製大型輸送ヘリの近代化など、中ロの軍事技術協力が一気に進み始めた。ロシアは武器と航空機の中国市場に利益を見出し、中国はロシアから軍事技術を奪い取ろうとしている。

もともとウクライナの武装クーデターは、ロシアが冬季五輪を開催しているすきをついて欧米が不当に画策したものであり、プーチンが怒ってクリミア半島の併合へと反撃したもので、非は欧米側にある。ところがオバマの呼びかけで対ロシア経済制裁が行われ、結果ロシアはやむなく中国に接近することとなった。

中国拡張主義の脅威をまともに受ける日本にとっては、ロシアを中国側に追いやるオバマの画策が安全保障上の重大な脅威になっている。中国が不正な手段でアメリカの軍事技術をパクリ、軍事力向上と軍拡を急速に進めている危険の上に、ロシアの最新軍事技術が中国に渡ることは、中国の軍事的脅威に直面するアジアの国ぐににとって迷惑この上ない戦略的危機なのである。

欧米の戦略的狙いが何処にあるのか、それはロシアの旧官僚どもの特権階級から権力を奪い取り、ロシア市場を欧米の支配下に握ることが狙いなのである。しかしプーチンがいる限りそれは不可能だ。エリツイン政権時にアメリカが勧めた急進的資本主義化政策が、ロシアの金融的破綻に狙いが有った事は既に明らかで、それゆえに旧ソ連時代の官僚達が立ちあがり欧米の金融支配に抵抗し始めたのであり、明らかに誤りは欧米側にある。

ロシアは産油国であり経済規模も中国の数分の1に過ぎない。中国のように世界覇権を狙っている訳ではない。それなのに性急にロシアの金融支配を狙い失敗したからと、経済制裁でロシアに屈服を迫る行為がそもそも間違いなのである。それをウクライナ問題でみすみすロシアを中国側に追いやり、この両国を戦略的同盟関係に追いつめるやり方は賢明とは言えない。

欧米の戦略的でない対ロシア経済制裁が、中国・ロシア同盟を促すことで日本の安全保障が危機に直面する事となった。日本は中国拡張主義の孤立化を追求しなければならないのに、中国とロシアを同盟関係に追いやる欧米の経済制裁は。自分たちの利益しか見ないご都合主義でしかなく、日本は対ロシア外交で、欧米の無責任を咎め、ロシアを引き寄せ中国とロシアとの関係を断つような戦略的外交が必要になっている。

ウクライナ問題などロシアと中国の同盟に比べれば大したことは無い。国境線の変更に戦後一番早く手を染めたのはユーゴスラビアを解体したNATO側なのであり、ロシアだけを責められない。日本は対ロシア外交を前進させロシア経済を引き寄せ、中国拡張主義を戦略的優位に立たせないように大胆な外交を展開すべきである。ウクライナ問題はこの際無視すべきである。
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