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イスラエルはパレスチナ人の自決権を認めるべきだ

ガザ地区内での犠牲者数は増え続けています。ガザの保健省は8日、10月7日の戦闘開始からの死者数が1万7487人に上ったと発表した。国連安全保障理事会(15カ国)は8日、パレスチナ自治区ガザで交戦するイスラム原理主義組織ハマスとイスラエルに人道的停戦の即時実施を求める決議案をアメリカが拒否権を行使しつぶした。

アメリカのイラク戦争とアフガン侵攻では約200万人のアラブ人が殺された。しかしこの戦争はマスコミを排除して行われたので、世界的な批判は起きなかった。しかし今回のパレスチナ戦争では、多くの記者たちの前で行われており、イスラエル軍のガザにおける虐殺が連日世界中で報じられており、その結果イスラエルとアメリカの孤立がますます明らかとなっている。

アメリカ国内では若者の虐殺反対のデモが起き、またユダヤ人の若者でさえイスラエル軍の虐殺に反対するデモに立ち上がっている。イスラエルのネタニヤフ政権は、ハマスのテロを口実にガザと西岸での占領地からパレスチナ人を追い出す画策を強化している。彼らは「反テロ」を口実にすれば戦争が正義の戦争になると勘違いしている。イスラエルのやっていることはナチスドイツの虐殺と何ら変わらないことを世界中に明らかにしている。

ネタニヤフは自分が汚職犯罪から逃れるために意図的に戦争を長期化させているのである。ネタニヤフはハマスの反撃が準備されていることを事前に知りながら、それを戦争に利用したのであり、アメリカのバイデンは、ネタニヤフの戦争路線引きずられながら、大統領選でのユダヤロビーの支持欲しさに、停戦を求める世界の世論に敵対し、ネタニヤフのパレスチナ人虐殺を容認している。

バイデンとネタニヤフは世界の世論を無視した報いを必ず受けるに違いない。良識あるユダヤ人は、イスラエル軍の不必要な虐殺が、パレスチナ人の憎しみの連鎖を拡大し、ハマスをより強化することに繋がること、それが際限のない抵抗闘争に繋がることを心配しているのである。

世界の良識ある人々は、今回のパレスチナ戦争がハマスのテロから始まったのではなく、ユダヤ人の建国運動による侵略から始まったことを指摘している。イスラエルがパレスチナ人の建国を阻止し、狭い占領地に閉じ込めて、抵抗闘争を口実に領土の拡張を進めてきたことを知っている。

ユダヤ人が国家権力を手に入れたと同時にナチスと同じ道(=国家テロの道)を歩み始めた間違いが、憎しみの連鎖を拡大している。すべてのユダヤ人が民族自決権をパレスチナ人に保障しなければ、憎しみの連鎖は終わりがないことを知るべきである。バイデンとネタニヤフは、自国の国民から近い将来見捨てられるであろう。
#パレスチナ戦争
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国際的信用を失うイスラエルのパレスチナ虐殺!

イスラエルのネタニヤフ首相は事前にエジプトから今回のハマスの攻撃の動きを知らされていたのに、自国が攻撃されるのを見過ごし、これを利用してガザと西岸のパレスチナの領土の占領・併合を企むとともに、自国で自分が汚職の非難にさらされていることからの脱出を企んだ。またアメリカが進めていたサウジとイスラエルの国交正常化交渉を叩き潰した。アメリカがサウジに原発建設への支援を阻止するためである。つまりネタニヤフは「一石3鳥」を狙ったのであるが、それと引き換えにイスラエルは重要な国際的信頼と支持を失いつつある。

報道によると、イスラエル軍がイスラム原理主義組織ハマスの壊滅に向け、パレスチナ自治区ガザ最大の医療機関、シーファ病院で突入作戦に着手した15日、トルコのエルドアン大統領はイスラエルは「テロ国家」だと述べて強く非難した。ロイター通信が伝えた。中東諸国ではイスラエル批判が相次ぎ、同国との関係が冷え込んでいる。また、アメリカを名指しして「不幸なことにこの問題を後方で見ている」とし、戦闘収束に主体的に動いていないと批判した。エルドアン氏は「ハマスはテロ組織ではない」とも述べている。

サウジアラビアの首都リヤドでは11日、ガザ情勢を協議するためアラブ連盟とイスラム協力機構(OIC)合同の臨時首脳会議が開催され、サウジの実力者ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が「野蛮な戦争を非難し、断固として拒絶する」と述べた。他の参加国からもイスラエル批判が相次いだ。

米メディアによると戦闘開始後、中東のトルコとヨルダン、バーレーンのほか、中南米やアフリカ諸国を含む8カ国が駐イスラエル大使を召還したという。国際的に今回のイスラエルのパレスチナ虐殺を支持している国は、欧米と日本や韓国の米従属国ぐらいであり、世界の圧倒的国々がイスラエルの攻撃を非難している。世界中の都市でイスラエルの虐殺を非難するデモが起きている。

ハマスはテロ組織ではなく、長期にわたるイスラエルの侵略・占領・隔離と闘う被抑圧民族としての抵抗組織であり、ユダヤ人の占領政策は誰が見ても侵略者である。他国への侵略を「神の約束の地」というユダヤ教の「教えで」正当化できない。誰が見てもパレスチナ人民の抵抗闘争は正義の闘いであり、イスラエルはパレスチナ国家を認めて、パレスチナ民族の自決権を保障すべきであった。

ところがイスラエルの極右政権は、ハマスの抵抗闘争を「テロ」と称しその都度占領地を拡大してきた。かつてナチの民族虐殺を経験したユダヤ人が、ナチと同じ虐殺を行う過ちを繰り返している。虐殺国イスラエルへの軍事支援を続けるアメリカへのテロ攻撃が再び起きる可能性がある。それほどにアラブ人民の憎悪が再生産されている。

パレスチナ問題は第二次世界大戦後の「ユダヤ建国運動」から始まったのであり、今回のハマスの抵抗運動から始まったのではない。アメリカは9,11のテロへの反撃でイラクとアフガンで200万人を殺したが、アラブ人民の抵抗闘争は続き、問題は何も解決していない。不正義の戦争では憎悪を再生産するだけだと知るべきである。

それにしても岸田の日本政府がハマスのテロを非難し、イスラエルの虐殺を支持したことには、日本人として情けないというしかない。対米従属政府の情けない外交姿勢がそこにはある。日本民族は対米自立で民族の誇りを取り戻すべき時である。
#パレスチナ虐殺

イスラエルは憎しみを再生産するガザ攻撃をやめよ

イスラエル軍が10月31日に行ったパレスチナ自治区ガザ北部の難民キャンプ空爆に対し、アラブ世界から強い非難が相次いだ。サウジアラビア外務省は民間人で混雑する場所を繰り返し標的とするイスラエル軍の行為を「完全拒絶する」と強調した。

英首相府によると、スナク英首相は10月31日にイスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、自衛権の行使を支持する一方で、「民間人の犠牲を最小限にとどめるために可能なあらゆる手段」を取るよう強調した。

国連のグテレス事務総長は同日、「国際人道法は無視できない明確なルールを定めており、好みに応じて選ぶメニューのようなものではない」とイスラエルを批判した。

イスラエル軍は10月31日、夜間にガザで300カ所の標的を攻撃したとし、空爆と地上作戦を続けている。ハマスは同日、イスラエル軍の車両にロケット弾を発射したほか急襲攻撃を行ったとしており、双方の戦闘が激化しているもようだ。

ガザ保健当局は子供3500人以上を含む8525人が死亡したとしている。イスラエルでは1400人以上が死亡しており、死者数は計1万人に迫っている。
パレスチナへの占領政策がハマスの抵抗運動に繋がっており、その抵抗運動に国家テロで過剰に攻撃して大量殺戮を行えば、さらなるテロを招くだけである。

イスラエルはユダヤ人の国家を作るのであればパレスチナの国家も認めるべきであろう。イスラエルの攻撃はどう見ても国家テロであり無用な殺戮というほかない。かってナチの被害者であったユダヤ人が、今は加害者になっていることをイスラエルは自覚したほうがいい。このままではイスラエルは世界の孤児になるであろう。

アメリカのユダヤ人たちがガザにおける殺りくに反対してデモに立ち上がっていることが、イスラエルの危うさを象徴している。イスラエルの極右政権は自国の嵌りつつある危険な事態が認識できていないのである。これ以上の過剰な殺りくはやめるべきである。
#ガザ無差別攻撃
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