北朝鮮もアメリカもトップが何をやるか不明!?

北東アジアが北朝鮮の国連決議違反の各ミサイル開発で振り回されている。韓国は留保していた高高度ミサイル防衛の配備を認めた。日本はアメリカ製の一基800億円の地上イージスを2基買うことに決めた。アメリカ政府が武器の購入を求めたからである。

アメリカの核の傘が本物なら、ミサイル防衛ミサイルをさらに配備する必要があるのか?と疑問に思う。日本はイージス艦を8隻体制に増強中だ。地上イージスはアメリカの貿易赤字を削減する意味しかないのではないのか?

北朝鮮の金正恩委員長は就任後約200人も親族や部下を暗殺している。だから緊張状態が継続しないとこの政権は持たない。ゆえに核・ミサイル開発で緊張状態を作りだしている。平和だった北東アジア(韓国と日本)はミサイル防衛増強で多額の武器を購入しないといけないことになった。迷惑この上ないことだ。

アメリカのトランプ大統領も人種差別主義者を支持して国民の分断と対立を煽っているように見える。2つあった助言機関が解散し、ますますトランプの暴言や誤った方針が、スタッフによって修正されない事態となった。世界の覇権国が保護貿易主義で同盟国と対立し、貿易の縮小を推進する。これではアメリカの覇権(ドル支配)を攻撃しているに等しい。

米共和党のコーカ―上院外交委員長は、トランプ大統領が大統領として成功するのに必要な「安定感と能力を示せていない。」「この国の本質」さえも理解できていない、と痛烈に批判した。トランプはその支持基盤である共和党の支持すら失いつつあるように見える。

急速に凶暴性・拡張主義を強めている中国社会帝国主義だけが野心をむき出しにして軍事的暴走を始めている。インド国境で、東シナ海で、南シナ海は侵略の軍事拠点化されつつある。この地球上で最も危険な中国の指導者は「腐敗」の名でライバルを蹴落とし、陥れて独裁体制をますます固めている。

世界の趨勢は独裁政権が軍拡で力を増し、民主主義の国は国内的分裂で急速に衰退する趨勢にある。世界は急速に流動化し、多極化しているのである。日本は対米自立目指し、自分の国は自分の力で守れるようにしなければならない。独裁政権の側と民主主義の側への世界の分裂は、大戦前の政治情勢と極めて似てきているのである。
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追い込まれるトランプ大統領、世界はリーダー不在!

トランプ大統領はロシアゲート事件で追い込まれるだけではない、白人至上主義団体をトランプが擁護したことに反発する政権の助言機関(政策審議会)の委員の辞職が相次ぎ、ついに自分の政権の助言機関(政策審議会)を解散した。

トランプ政権は国務省などの次官クラスの人事も未だ任命できず。しかも側近の辞職や更迭が相次いで政権はガタガタの状態となった。外交も保護貿易主義で同盟国と矛盾を深めており、トランプ政権は外交でも何の成果も見込めない状況にある。

北朝鮮の核・ミサイル開発も中国の経済制裁が何の成果もなく事態は深刻化している。北朝鮮が核ミサイル開発を放棄するわけがなく。このままでは事態は深刻化するばかりだが、話し合い解決ができる余地がない状況にある。もし北朝鮮の核開発を容認すれば北東アジアの軍事バランスは崩れ、韓国や日本の核装備の可能性が出てくる。

中国と米国の関係も、知的財産権でトランプ大統領が対中「通商法301条」に基づく調査の検討を米通商代表部に指示した。中国側はこれに強く反発しており、世界の大国間の貿易摩擦が激化しかねない事態になりつつある。

トランプ政権の戦略はいまだないに等しく、アメリカ国内は白人至上主義者の運動が反発を招き国内対立は激化している。アメリカ社会はトランプ政権になって分裂・対立を深めつつある。トランプは政治顧問をおいた方がいい、素人の大統領が事態を混乱させているように見える。

これでは世界の覇権を狙う中国拡張主義には絶好のチャンスであり、世界はリーダー不在の下、ますます多極化しつつある。政治の混迷は経済の混迷になり、あたかも大戦前の状況に似てきている事を指摘しなければならない。

米朝の強硬な非難合戦の本気度?

北朝鮮軍は10日朝、「わが人民軍戦略軍は、アメリカに厳重な警告信号を送るために、中距離戦略弾道ミサイル火星12型の4発同時発射によって行う、グアム包囲射撃方案を慎重に検討している。」事を明らかにした。

朝鮮中央テレビはその経路に付いて「日本の島根県・広島県、高知県の上空を通過する事になる。」と日本の具体的地名を挙げた。いつものことながら北朝鮮の瀬戸際戦術は強行で、徹底的に挑戦的・冒険主義的だ。韓国首相ややアメリカの国務長官の対話の呼び掛けにも無視だ。

アメリカへの核攻撃の想定ビデオまで作りニューヨークが火の海になる映像まで放映されてはトランプも黙ってはいられない。「現在のアメリカの核戦力は、過去最強だ。この力を使わないことを望む。」とトランプは反撃した。

北朝鮮の個人独裁政権は、政治的緊張状態が続く限り金正恩体制は続く。したがって緊張状態を緩和する対話路線は受け入れられないのである。そこで得意の瀬戸際戦略で強硬な核脅迫を繰り返すことになる。北朝鮮指導部は、アメリカは油田のある中東以外では大きな戦争はしない、と高をくくっている。

アメリカ側から見ると、経済的にアメリカは大きな戦争をするだけの余裕はない、つまり経済的には戦争路線は有り得ない。しかし政治的に見ると、トランプ政権は公約実現のオバマケアの見直しが議会の反対で進まない。北朝鮮と戦争になれば伝統的にアメリカ議会はトランプに協力せざるを得ない。つまりアメリカはトランプの腹一つで戦争に踏み切る可能性がある。トランプ大統領が一部の下院議員に「北朝鮮と戦争になる。」と語ったことが報じられており、事態は流動的になっている。

双方が望まないにもかかわらず、強硬発言に互いに反発して世論が高まり戦争に突入する可能性がある。アメリカ国民の60%が北朝鮮の挑発に反発している。韓国政府がアメリカ政府に穏便な対応を求めたのは戦争もあり得ると事態を深刻に捉えたゆえである。トランプ政権はロシアゲートで追いつめられており、戦争で事態の打破を図る可能性は強まっていると見た方がい。

トランプ政権の戦略的不透明性が世界の不安!

トランプ政権の公約のオバマケアの見直しが議会の反対でうまくいかない。「アメリカ第一主義」をやればやるほど同盟関係がずたずたになる。保護貿易主義をやればやるほど外交はギクシャクする。
日米関係が今のところ平穏なのは、北朝鮮問題と、北を制裁できない中国へのアメリカの怒りがあるから、トランプもアジアでは日米同盟重視を取らざるを得ない。

トランプ大統領の政策は古い産業資本家の目線での保護貿易主義だ。アメリカは金融資本の国でありアメリカのドル支配の仕組みを壊しては、トランプと米メデアとの対立はなくなりはしない。米メデアを握っているのは金融資本なのでドル支配の仕組みを壊すのであればトランプ弾劾もある得るかもしれない。

トランプの公約であった対ロシア外交の改善もメデアの攻勢で一歩も進められない。オバマ前政権がウクライナの内政に介入しクーデターを引き起こしてロシアを地政学に目覚めさせたのは、ロシアとEUが結びつくのを阻止し、対ロシア制裁でロシアを東に向かわせたのは、ヒトラーの矛先を東に向かわせたチェンバレンの政策に似ている。

旧社会主義国の中国とロシアを結びつけたことで、日本は2正面の戦略的危機に直面している。また北朝鮮の核ミサイル開発を容認し、そのことで日本と韓国をアメリカの従属国とする政策が、日本に対する北朝鮮の核恫喝を可能にした。日本の現在の中・露・北の地政学的危機(=外交的孤立)はアメリカへの追づい外交の産物なのである。

日本が戦略的危機を打ち破るには、対米自立で自国を自分の力で防衛できるようにすること、自立で対ロシア外交を戦略的に改善し、経済の相互依存関係を築き、ロシア市場と資源を取り込むこと。これによって外交的に日本の侵略を狙う中国覇権主義を孤立させ、主敵として防衛力を強化し、確実な日本の防衛戦略を持つことができる。

トランプ一辺倒の安倍外交では日本の安全はおぼつかない。トランプの考えは1日で激変しかねず。アメリカが突然アジアから引き上げる可能性もある。日本はアメリカとの友好関係を続けながら、同時に独自の戦略外交に転換する時が来ている。
日本の防衛は日本人の力で成し遂げるべきであり、それなしに独自の戦略外交は不可能なのである。

米議会で、北朝鮮を核保有国として承認構想!

月刊誌「選択」の8月号の記事によれば、アメリカ議会に「北朝鮮は核保有国」として承認構想が強まっているという。「選択」の記事は「ワシントンの空気が、変わった」という。この北朝鮮への融和策は複数の共和党幹部や民主党の有力者から「北朝鮮を正式に核保有国と認め、核不拡散の方策を話し合う方が現実的ではないか」との意見が日本の有識者に伝えられたというのだ。こうした動きの中で米軍高官の中に対抗意識から北朝鮮への軍事介入の声が出ているようである。

トランプ政権は大統領選中の最重要公約だったオバマケアの見直しさえ思うように進められない。とても北朝鮮を攻撃できる状況にない。しかしこの融和策が現実になると北東アジアの核バランスは中朝の方が力を増し、韓国や日本は安全保障上の危機を迎える。

「アメリカ第一主義」のトランプが日本や韓国を守るわけがなく、安倍首相のアメリカ第一の外交は破綻した。安倍が内閣改造で河野外相を指名したのは、北朝鮮や中国にすり寄る動揺の表れと見られている。

アジアの覇権を狙う中国は日本と韓国の核武装には絶対反対だ。日本のように核アレルギーが強いと日本は安全保障上の危機を迎えることになる。やがては核武装以外に日本の安全保障は考えられない時が近づいている

習近平の中国は「新シルクロード」戦略と言っても中央アジアの経済規模は小さく、ゆえに海洋進出のための海軍力増強を急いでいる。日本が核を持たないのでアメリカがアジアから引き上げれば日本を中国が占領することはたやすい、と見られている。

安倍の「地球儀を俯瞰する外交」などという観念的外交は既に完全に破たんしている。日本は対米自立し、対等の同盟の下で対ロシア関係を全面的に改善し、中ロの2正面を回避しなければならない。
日本の国は日本人の手で守るべき時が来ている。核は持たない相手には使えるのだ。広島・長崎の次の被害が近づいているのは間違いない。日本は早急に空軍力と海軍力を増強して、同時に核装備を急ぎ整えるべきで、もはや観念的平和主義を放棄する時が来ている。アメリカの戦略が北朝鮮への融和策になるならば、もはや時間はないことを知るべきである。
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