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現在の株高は政府・日銀が作り上げたバブルだ!

日銀が27日公表した2023年1〜3月期の資金循環統計によると、日銀の国債保有割合(国庫短期証券を除く時価ベース)が23年3月末に53.3%と過去最大になった。保有割合が5割を超えるのは3四半期連続。

2022年3月末時点で、東証時価総額730.4兆円に対して日本銀行のETF保有額(時価)は51.3兆円で,日本資本主義の最大の株主となっている。大規模な金融緩和を維持するもとで長期金利を低水準で抑えるため、国債の購入が膨らみ続けている。過剰な資金供給はインフレであり、その結果物価上昇が続いている。これは明らかにデフレ対策ではない。人民大収奪政策と呼ぶべきだ。

株価上昇により、2020年度の公的年金の積立金運用益は、37兆7986億円と過去最高の黒字となった。年金積立金管理運用独立行政法人が2日発表した。巨額の年金基金の株購入、と日銀の株購入による株価上げが進み、それに外国人投資家がアメリカの金融危機への不安から、比較的安全な日本株を購入している。

日本における現在の株高は、年金基金と日銀による過剰な資金供給で起きている。日本資本主義の最大の株主が年金基金と日銀であり、近く起きる株価暴落は、労働者人民の年金資金と日銀の通貨発行益をどぶに捨てることになるであろう。それだけでなくハイパーインフレになれば、国民の預貯金が消えていくことになる。

つまり、現在の日本の株高は実体経済を反映していないのである。ゆえにそれは、政府と日銀が作り上げたバブルなのである。我々が、これを亡国の政策と呼んでいる理由である。
#日本の株高の原因
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コメント

No title

 年金資金や日銀が株を買うのはいけません。
  それは公的なお金を金持ちに配ることです。
   止めてもらいたいです。

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