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中国習近平批判の「白紙革命」の衝撃!

中国の習近平ファシスト政権は、独裁的手法を天まで持ち上げて、ゼロ・コロナ政策を強引に進めたが、昨年11月下旬、突然巻き起こったゼロ・コロナ政策批判の白紙を掲げたデモの波が全国に波及し、しかも習近平退陣せよのスローガンが飛び出すに及んで、中国政府は慌てふためいて、準備もなくゼロ・コロナ政策を180度転換した。

これは「白紙革命」への中国政府の狼狽ぶりを示しており、結果は極端から極端な政策転換で、皮肉なことに中国ではコロナ感染が爆発的に増え、ゼロコロナ解禁以前よりも人出が町から消えるほどの事態となった。一説では一日に1万6千人が死亡しているともいわれているが、政府の発表したコロナ死者数は一人であった。中国政府のインチキ発表には世界保健機構もあきれて「正確な数字を発表するよう」中国政府に注意したほどだ。

中国人民は習近平のゼロ・コロナによる封鎖に怒り、インターネット上の書き込みで白紙デモを呼びかけ、中国政府がネット上の書き込みを削除する前に転送する戦術で、白紙デモが全国に波及した。つまりゼロ・コロナ反対闘争は、天安門事件以来初めて中国人民の闘争が独裁政権に勝利を収めたという点で画期的な運動であった。中国共産主義青年団(共青団)が「緩和に転じたのは市民の高まる不満に対応するためだった」との習近平の失政との見解を示し波紋が広がっているという。

中国版LINE「微信」の共青団アカウントは「白紙革命」と当局の緩和策への転換に触れ「ここ数日ネット内外、各地方で一部ゼロ・コロナ政策に対する厳しい意見が相次いだが協議を重ねた結果事態はすでに収束した」「人民の声に対する速さは世界一と自認する」と言及したことが、習近平政権への間接的批判と受け取られているという。

共青団系幹部(いわゆる団派人脈)は先の党大会の人事でそのほとんどが人事で排除され煮え湯を飲まされている。今回の習近平政権への間接的批判はその人事への意趣返しであることは疑いがない。つまり先の党大会での習近平派の人事独占は、中国共産党内に分裂と対立を深めているのである。党人事独占による、習近平個人独裁の強化は、実のところ政権の孤立化を深めたと解することができる。

何より重要なことは人民大衆が「白紙革命」における勝利感を得た影響は大きい。彼らは大衆闘争で初めて官僚独裁に勝利したのであり、習近平独裁政権が「張子の虎」であることを知ったことに階級的意義がある。習近平ファシスト政権は、近い将来人民大衆の民主化闘争の壁にぶつかることは避けられない。中国人民が毛沢東の「文革」が、官僚独裁を大衆闘争で打倒する予行演習であったことを今理解し始めている。
#中国白紙革命 #ゼロ・コロナ抗議闘争
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コメント

No title

 個人独裁で、強国外交は見苦しいです。
  軍事力を持て遊んで大国意識過剰です。
   民主化闘争で打倒すべきだ。
    中国の独裁は張り子のトラだという意見に賛成です。

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