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変異コロナの爆発的感染で揺れる中国

中国政府が「ゼロコロナ」政策を大幅緩和したことで、新型コロナの感染が急拡大している。北京市衛生当局は12日の定例会見で、11日に市内の医療機関の発熱外来で診察を受けた延べ人数が1週間前の16倍の2・2万人に達したことを明らかにした。

「ゼロコロナ」政策の大幅な緩和が進む中国で、感染症や公衆衛生の研究者たちへの批判や失望が強まっている。それまでウイルスの脅威・危険を説くことで政府の厳しい規制を正当化してきたが、政策が変化すると一転、安全さを強調するようになった姿勢が「手のひら返し」と見れれ不信の目で見られている。

「変異株の病原性と毒性は明らかに弱まった。現在のウイルスはこれまで以上に『温和』になった」 中国政府がコロナ政策の大幅緩和を打ち出した7日、会見に臨んだ国家衛生健康委員会の梁万年・専門家チーム長はこう強調した。世界保健機関(WHO)の専門家グループによる中国での現地調査に立ち会うなど、中国の公衆衛生の第一人者として知られる人物だ。

中国政府は14日、新型コロナウイルスの新規感染者数の発表で無症状の感染者数を公表するのをやめたと発表した。「多くの無症状感染者がPCR検査を受けておらず、正確に実際の数を把握できないため」と説明している。徹底した感染抑え込みを目指す厳格な「ゼロコロナ」政策は既に破綻しており、統計が実態を反映していないことを政府も認めざるを得なくなった。

皮肉なことに、感染が爆発的に広がりだした中国では、多くの人々が感染を怖れて、外出を控え、街は閑散としている。だれも御用学者の「ウイルスは温和になった」との説明を信じていないのである。

中国の習近平政権は厳格な「ゼロコロナ」政策で、感染地帯を長期間封鎖する政策をとってきたが、先の人民の封鎖政策への反対デモ・暴動を受けて、ゼロコロナ政策を転換した。その結果感染が爆発的に広がりだしたのである。御用学者たちの「ウイルスは温和になった」のが事実なのが試される事態となった。

もともとコロナウイルスは中国の武漢で感染が広がり、武漢封鎖を事前に発表したことで、武漢から200万人が脱出し、金持ちの多くが海外に逃げ出した。こうして新型コロナ禍が世界中に広がったのである。習近平ファシスト政権は厳しい「ゼロコロナ」政策で、独裁統治の正当性を立証しようとしたが、人民の抗議デモで破たんし、結果今回の爆発的感染となった。皮肉なことに、コロナ・ブーメランによる打撃なのである。
中国政府はこれまで欧米のワクチンを一切利用しておらず。爆発的感染への今後の対応が注目されている。
#中国におけるコロナの爆発的感染
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コメント

No title

 中国は予測不能の国ですね。
  
 何事も極端です。習近平自身が強行で柔軟性に欠けるように思います。
 
 コロナの感染が爆発したらどうなるのでしょうね?気になります。
 
 自分が拡散したコロナが、感染力を強めて帰ってきたのですから皮肉ですね。

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