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バイデンが台湾防衛の意思を何度も明言する理由!

バイデン米大統領は18日に放映された米CBSテレビのインタビューで、中国が台湾に侵攻した際に米軍は台湾を守るかと問われ「イエス(そのとおりだ)」と答え、5月の訪日時の記者会見に続き、台湾を防衛する意思を示した。発言を受け米当局者は「アメリカの台湾政策に変更はない」と強調した。

アメリカは公式には中国が台湾を攻撃した際の軍事介入の方針を明確にしない「戦略的曖昧さ」を維持している。しかし、バイデンはCBSに介入の是非を問われると、「前例のない攻撃が実際に起きたら、そうする」と明言。大統領自ら米軍の介入を否定してきたウクライナと異なり、記者に米軍兵士は台湾を守るということかと念押しされると、「イエス」と答えた。

バイデンはまた、アメリカの「一つの中国」政策に変わりはなく、「アメリカは台湾の独立を促していない」とも語った。バイデンは昨年10月、米CNN主催の集会で司会者からの「米国は台湾を守るつもりか」との質問に「そのとおりだ」と述べ、今年5月の訪日時の記者会見でも介入する「義務がある」と発言。その度にホワイトハウスは「政策変更はない」と火消ししてきた。(アメリカ議会では、ペロシ下院議長訪台を契機に中国が台湾周辺の軍事行動を活発化させる中、台湾への防衛協力強化を促す「台湾政策法案」が審議されている。この中身は軍事援助で台湾を支援するものである。)

このバイデン大統領の発言に対し、中国外務省の毛寧(もうねい)報道官は19日の記者会見で、「アメリカは『台湾独立』を支持しないという重要な約束に深刻に違反し、『台湾独立』分裂勢力に重大な誤った信号を発する」と反発した。「強烈な不満と断固とした反対」を表明し、米側に既に厳正な申し入れを行ったことを明らかにした。

バイデン大統領の台湾問題での「強硬発言」は、党規約を改正してまで秋の党大会で最高指導者の地位にしがみつこうとしている習近平主席への支援である。習近平が反米のスタンスでアメリカと対峙している限り、江沢民派や団派は習近平を引きずり下すわけにはいかない。党幹部の多くはアメリカに隠し財産があるので、アメリカとことを構えることに反対だが、しかし反米のスタンスを明確にし、台湾統一を掲げる習近平を批判できない。つまり習近平の3選はバイデンの支援で確実となる。

アメリカは現在、外にウクライナ戦争を抱えており、内に対立と分裂を抱えている。中国の台湾への軍事行動を許せば、戦略的に窮地となる。口先だけでも介入の意思を明確にして、中国をけん制しなければならない。バイデンは親中派であり、習近平体制で中国が安定することを望んでいる。しかし中国経済がコロナ・災害・内陸部開発の失敗で3重苦にあり、外に敵を必要としている。ところがアメリカは当面はウクライナ戦争があるので、戦争できない。ゆえに口先で中国をけん制するしかないのである。
#バイデンの介入発言の狙い
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コメント

なになに!

 バイデンは介入する気がないから、脅しているのか?!
  習近平を支援しているのならわかる。
 もともと親中国派ですから。
  中国政府から大金がバイデンの息子にわたっているそうですから。

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