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今のアメリカには危なくてついていけない!

アメリカの戦略が相変わらず不明だ。アフガニスタンから撤退し、ウクライナを使いロシアを挑発し、消耗戦に誘い込んだが、アメリカは戦略的に失敗している。ロシアを中国の方に追いやり、中東やアジア、アフリカ、中南米の諸国は多くがロシア・中国寄りの非米勢力を形成した。ロシアは原油や天然ガスを中国やインドに売り、対ロシア経済制裁は効果を発揮せず、むしろ長期的にはアメリカ・欧州(NATO)側が不利になる。

報道によれば、アメリカは国内が分裂しており、毎週のごとく銃乱射事件が起きている。バイデンはこれまでウクライナ利権にありついてきたが、今は中国からアメリカの大学を通じ多額の献金が流れて、バイデンの息子がらみの利権となっている。だからバイデンはアジア重視といいながら、実はアメリカ企業の生産拠点としての中国との経済関係は切らない。最近アメリカの投資資金が中国に流れているのがいい例である。バイデンは自分の利権のみ追求しており、ゆえにアメリカの戦略がいまも不透明だ。

もし日本がアメリカに追随して、次の政権が共和党のトランプになれば、バイデンの政策はすべて覆され、外交も大転換となる。つまり今の分裂しているアメリカに、うかつに追随したら、ウクライナのように代理戦争で使い捨てにされる危険が高いのである。
バイデンのロシア敵視の外交で、アジアは三正面(それも核保有国)に敵を持つことになった。日本の防衛戦略は破綻の淵にあるといっていい。台湾有事にも、アメリカがウクライナのように不介入で、ウクライナは廃墟になったように、日本も台湾も使い捨てにされる危険を指摘しなければならない。アメリカは相手が核保有国(ロシア・中国)には介入しない方針なのだ。

バイデン政権のウクライナのかいらい政権を使ったロシア挑発は、世界を二分し、新たな冷戦への流れが出来つつある。しかしウクライナ戦争で一人アメリカだけが、穀物、原油、天然ガス、武器が2倍以上の高値で売れて、一人勝ちだ。しかもアメリカは北欧2か国をNATO加盟させて、ロシアをさらに挑発し、欧州の戦争を拡大しようとしている。今のアメリカに追随する危険を指摘しなければならない。

バイデンはロシアと中国を各個撃破するつもりであったのだろうが、逆にロシアと中国を固く結び付けたのである。米中の覇権争いから見れば、アメリカは戦略的に不利になりつつあることは明らかだ。バイデンには地政学的な戦略観点が欠けているか、もしくは利権を通じてしか情勢を見ていないのか、のいずれかだ。

アメリカに追随して、反ロシア、反中国の旗を掲げてアメリカ外交に追随する危険を指摘しなければならない。バイデンの世界を2分割する戦略は危険極まりないもので、戦略的に中国を有利にするものであり、日本政府は対米自立で非同盟中立の立ち位置を確保する方がはるかに和平維持で有利である。アメリカはイラク戦争などで200万人も殺しておきながら、ロシアの戦争犯罪を糾弾する欺瞞は、戦争プロパガンダと非難するほかない。どう見てもアメリアの方が悪逆に見える。だから世界中がアメリカ側に冷淡で、ロシア側に同情を寄せているのである。日本におけるマスコミの報道と、世界の世論には大きな開きがあることを日本人は知っておいた方がいい。
#対米追随外交
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コメント

確かに!

 アメリカは大統領が変われば、政策が180度変わる国になりました。
  うかつに追随したら、使い捨てにされる、という心配は分かります。
 ウクライナなどはそのいい例です。役者上がりのウクライナの大統領はアメリカの筋書きで芝居のように演説しているだけに見えます。
 バイデンが親中国派だとは知りませんでした。ワイロが中国から渡っているのはあり得ますね。アメリカ国内の分断は深刻ですね。

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