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アストラゼネカ「粗悪説」を振りまいたEU政治家の罪

月刊誌「選択」9月号は「アストラゼネカ粗悪説の真相」と題した興味深い記事が掲載されている。この記事の内容は、EUを離脱したイギリスが、ワクチン接種で先行し、EUが後塵を拝する事態になれば、EUの面目が丸つぶれになるのを怖れて、EUの政治家によってアスタラゼネカ製ワクチンに対する「ネガティブキャンペーン」により、アストラゼネカ製ワクチン粗悪説が広がった、という記事の内容である。

記事はフランスのマクロン大統領の、アストラゼネカ製ワクチンについて「65才以上の高齢者にはほとんど効果がないとみられる」との発言や、血栓症が報告されたとの重大な副反応は、言いがかりに近いものであったという。イギリスの医学誌「ランセント」にはアストラ社製とファイザー社製の血栓症のリスクはほぼ同等とする論文が掲載されているという。

アストラゼネカ製ワクチンは保管温度が2~8度と、ファイザー製と比べて管理が容易でかつ低価格である。ファイザー社製は一回分が1550円で、モデルナ社製は1950円だったのに対しアストラゼネカ製ワクチンは一回分約230円だった。価格が安いので発展途上国向けのコロナ対策として期待されていたのである。

ところがEU政治家たちの陰謀で、このアストラゼネカ製ワクチンが売れなくなり、発展途上国のワクチン接種が遅れる事態となったというのである。またアストラ社はワクチンが売れなくなり、ワクチン事業存続の危機に直面しているという。

世間では、デマ中傷で成功者を貶める嫌がらせが広がっているが、政治の世界にまでデマ中傷が広がり、結果発展途上国におけるワクチン接種が進まず、多くの人が死んでいるのだから、EU政治家の言いがかりに近い「ネガティブキャンペーン」は罪深いというのである。
#アストラゼネカ製ワクチン
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コメント

嘘だったのか

 政治の世界までデマ・中傷なのか?
  EUは罪深いな!

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